無料のリスク ヒート マップ テンプレート

By Kate Eby | 2022年11月19日

脅威に優先順位を付け、脆弱性に対処し、リスク管理を強化する方法の 1 つに、リスク ヒート マップ分析を実行するというものがあります。これはプロジェクト、ビジネス部門、または組織全体に対して行えます。 

このページでは、エンタープライズ リスク管理速度と対策準備を対象とした、ダウンロード可能な無料のリスク ヒート マップ テンプレートと、サイバー リスク ヒート マップのサンプルなどを紹介します。

その他の評価ツールについては、リスク登録簿テンプレートリスク管理計画、およびその他のリスク評価フォームのコレクションをご確認ください。

リスク評価ヒート マップ テンプレート (Excel 形式)

リスク評価ヒート マップ テンプレート Excel

Download the Risk Assessment Heat Map Template for Excel

ヒート マップ リスク分析を実施するには、すべてのリスクのリストをデータ テーブルにまとめ、それぞれのリスクについて予測される影響と可能性を入力します。数値が小さいほどプロジェクトやビジネスへの影響が少なく、発生する可能性が低いことになります。また、数値が高いほどリスクが重大であることを意味します。このテンプレートでは、データに基づいて各リスクのスコアを計算し、ヒート マップに入力します。それにより、すべてのリスクの概要を視覚化できるため、主要な脅威に優先順位を付け、効果的な軽減計画を策定することができます。このテンプレートには、リスクの重大度 (低、中、高、および重大) ごとの割合を示す、色分けされた表も用意されています。

エンタープライズ リスク管理ヒート マップ テンプレート (Excel 形式)

エンタープライズ リスク管理ヒート マップ テンプレート Excel

Download the Enterprise Risk Management Heat Map Template for Excel

こちらのテンプレートはエンタープライズ リスク管理 (ERM) 用に設計されていますが、業務やサプライ チェーン関連のリスク管理など、複数のサブセットに分割できる分野のリスク分析にも使用できます。このテンプレートは、データ テーブル、ヒート マップ、および各カテゴリのリスクの合計数を示す棒グラフで構成されています。また、各リスクの軽減戦略と監視頻度を強調できます。 

リスク基準セクションを使用して、リスクの評点を決定するために用いる定量的基準を定義します。次にデータ テーブルで、リスクをカテゴリ別に列挙した後、それぞれのリスクについて影響 (軽微~重大) と可能性 (低~ほぼ確実) のスコアを入力します。すると、ヒート マップにリスクのスコアが表示される一方、棒グラフで各カテゴリのリスクの件数を確認できます。また、ビジネス ニーズに合わせてカテゴリを編集することもできます。ERM ヒート マップの場合、カテゴリの例として業務リスク、IT セキュリティ リスク、財務リスク、コンプライアンス リスク、法的リスクなどが挙げられます。 

テンプレートの焦点を絞り込むには、いずれかのカテゴリを選択してサブカテゴリに分割します。たとえば、コンプライアンス リスクのヒート マップには、不正行為、職場の安全衛生、従業員の行動、環境基準、品質、データ管理などのカテゴリに関連するリスクを含めることができます。またサプライ チェーンのヒート マップ分析には、環境、社会政治、経済、規制、技術、および社内外のその他のリスクを含めることが可能です。さらに、そうしたカテゴリのそれぞれを分割して特定のリスクを列挙し、それらを評価して重要度を判断することもできます。

Excel 形式のサイバー リスク ヒート マップ サンプル テンプレート

サイバー リスク ヒート マップ サンプル テンプレート Excel

Download the Cyber Risk Heat Map Example Template for Excel

こちらのリスク ヒート マップ分析のサンプルには、データ侵害から環境への脅威に至るまで、サイバー セキュリティ リスクと IT リスクの組み合わせが記載されています。自分のリスク リストでテンプレートを編集して、サイバー セキュリティ リスクや IT リスクのヒート マップを作成できます。ヒート マップのサンプルでは、緑色から赤色のリスクがマトリクス上に記されています。それぞれの色は「影響なし」、「中」、「高」、「重大」を示します。テンプレートのデータ部分に入力した各リスクに対し、ビジネスへの潜在的な影響とリスクの可能性を示す 1 ~ 5 の値を割り当てます。ヒート マップ マトリクスでは、割り当てたスコアに基づいて各リスクが適切に色分けされ、緊急度が低いものから最も高いものまで、サイバー リスクを一目で確認できます。

リスク ヒート マップ テンプレート (PowerPoint 形式) 

リスク ヒート マップ テンプレート PowerPoint

Download the Risk Heat Map Template for PowerPoint

こちらの PowerPoint テンプレートは、グラデーションを基調とするヒート マップと軽減戦略のリストで構成されています。特定したリスクのリストを作成し、重大度に応じてそれぞれに対する軽減アクション (回避、緩和、移転、受容) を入力します。リストの各アイテムは、ヒート マップの番号付きの円に対応しています。ヒート マップ上の円を移動して、軽微から重大まで、それぞれのリスクのレベルを示します。

速度および対策準備リスク ヒート マップ テンプレート (Excel 形式)

速度および対策準備リスク ヒート マップ テンプレート

Download the Velocity and Preparedness Risk Heat Map Template for Excel

こちらのテンプレートを使用して、影響、可能性、速度、および対策準備の評点を含むリスクのヒート マップを作成しましょう。速度は、リスクがプロジェクト、ビジネス、または組織に影響を及ぼすスピードを示します。瞬時に影響を与える事象もあれば、影響を及ぼすまでに何年もかかる事象もあります。対策準備は、特定のリスクに対処する組織的準備がどの程度整っているかを測定したものであり、実施されている予防および対応制御と、それら制御の有効性に左右されます。それらの要因について各リスクを評価した後、データをテンプレートに入力してヒート マップを生成します。リスクはマップ上に円として表示され、数字はデータ テーブル内のリスク ID に対応しています。ヒート マップ マトリクスは影響と可能性に関する各リスクのスコアを示し、それぞれの円の色は可能性を、サイズは速度を表します。

リスク ヒート マップ テンプレートとは

リスク ヒート マップ テンプレートは、リスクの分析と軽減のために使用します。多くの場合、リスク ヒート マップはリスク マトリクスの形式をとっており、一方の軸で影響を、もう一方の軸で可能性を測定します。また、色でリスクの重大度 (軽微~重大) を示します。 

組織は独自の評価尺度を使用して、リスクが発生する可能性とそのリスクによる影響の程度を判断します。財務的影響やその他の測定可能な影響を考慮に入れ、定性的または定量的な観点からそうした判断を行うことができます。組織がリスクを特定してスコアを付けると、ヒート マップによって情報が視覚的に表示され、リスクが低、中、高の各レベル (多くの場合、緑色、黄色、赤色で表示) に分類されます。視覚的に表現することで、重要度が低いものから最も高いものまで、簡単にリスクの優先順位を決定できます。

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