無料の助成金提案書テンプレート

By Andy Marker | 2018年2月1日

科学研究、人道的プログラム、学術研究、社会奉仕、職業能力開発などのプロジェクトは、助成金提案書により、個人や団体が財団、政府機関、企業などから資金を募ることができます。助成金は、組織の資金調達や研究の進展に不可欠な要素であり、効果的な助成金提案書を書くことが鍵となります。政府機関向けに長文の提案書を作成する場合でも、民間財団向けに手紙形式を使用する場合でも、オンライン申請書に情報を入力する場合でも、助成金提案書は、潜在的な資金提供者がプロジェクトの重要性と達成しようとしていることを理解するのに役立ちます。

このプロセスの手引きとなるよう、以下に提案書、申請書、予算書など、助成金申請のテンプレートを多数ご用意しました。これらの印刷可能な無料のテンプレートは、体系的でプロフェッショナルなプレゼンテーションを提供し、時間とお金を節約することができます。テンプレートは、Microsoft Excel、Word、PDF 形式で、組織やプロジェクトに合わせてカスタマイズすることができます。

助成金提案書テンプレート

汎用助成金提案書テンプレート

 

一般的な助成金申請書テンプレート

このテンプレートをガイドとして使用し、助成金提案書を準備できます。ニーズの記述書、プロジェクトの説明、ゴールと目標、予算といった代表的な項目が含まれています。詳しいタイムラインを追加できるスペースもあります。このテンプレートは基本的な概要を提供し、さまざまな提案に合わせて簡単に変更できます。

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非営利団体向け助成金提案書テンプレート

 

非営利助成金申請書テンプレート

非営利団体の多くは、助成金によって運営費を賄い、コミュニティ サービスを提供しています。この非営利団体向け助成金提案書のテンプレートには、組織の背景情報、サービスを提供するコミュニティや人々についての詳細、測定可能なゴールなどを追加するための項目が含まれています。必要に応じて項目を削除・追加し、カスタマイズされたテンプレートを作成できます。

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研究用助成金提案書テンプレート

 

研究助成金申請書テンプレート

研究仮説、文献レビュー、研究計画、予測される成果を提示するための研究用助成金提案書です。このテンプレートは、科学研究計画書や学術助成金の提案に合わせて調整することができます。申請要件によっては、この書類を正式な提案書として提出することも、最終提案書に記載するすべての情報をまとめて整理するために使用することもできます。

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技術用助成金提案書テンプレート

 

テクノロジー助成金申請テンプレート

この技術用助成金提案書テンプレートは、教室で使用する技術への資金を求める教員や学校を対象としています。このテンプレートを使って、教育目的、技術ニーズ、プログラムの持続可能性、予算要件などを説明できます。提案書には、詳細なスケジュールを追加できるタイムライン欄も含まれています。

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助成金予算書テンプレート

助成金提案予算書テンプレート

 

助成金申請予算

一定期間の収入と支出を示す項目別の助成金予算書を作成します。資金源と金額、具体的な経費を入力すると、テンプレートが自動的に合計を計算します。このテンプレートは、計画する目的で使用することも、大規模な助成金提案書の一部として提出することもできます。

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助成金予算修正テンプレート

 

補助金予算の修正

予算の修正をリクエストする必要がある場合、このテンプレートは 1 つまたは複数のカテゴリーに割り当てた金額を減額し、他への予算を増額することで助成金がどのように調整されるかを表すように作られています。助成金によっては、資金使途の承認のために修正予算を要求する場合があります。このテンプレートには、組織や助成金の詳細を追加するスペースもあります。

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非営利団体向けキャッシュ フロー予測テンプレート

 

非営利団体のキャッシュフロー予測

非営利団体が 12 か月間の財務計画を立てることができるキャッシュ フロー テンプレートです。このテンプレートは、月間、四半期、年間の収益と費用を表示します。このテンプレートは一般的な資金源と運営費もリストアップでき、編集してどのようなタイプの組織にも対応することができます。

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助成金申請書テンプレート

助成金申請書テンプレート

 

助成金申請テンプレート

これは、助成金申請書を作成したい助成金提供者のためのテンプレートです。申請者の連絡先、組織の詳細、予算を含む詳細な提案内容を収集するための項目があります。申請書をカスタマイズして、審査が必要な質問や情報を網羅し、正確に提案を評価できるようにします。

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助成金 RFP テンプレート

 

助成金RFP

助成金提供者は、この下書きに従って提案依頼書のテンプレートを作成することができます。提出方法、機関の背景情報、提案審査スケジュール、提案書の内容や書式に関する要求事項を記載できます。申請者もどのような基準が審査に用いられるかがわかるテンプレートです。

助成金 RFP テンプレート - Word

助成金報告書・評価テンプレート

助成金提案書チェックリスト・評価フォーム

 

助成金申請チェックリストと評価フォーム

提案書が完成したら、このチェックリストを使用して、申請要件がすべて満たされていることを確認し、提案書の質と効果を評価することができます。プロジェクトのことをよく把握していない、つまり客観的な立場の関係者などに、提案書に対する意見を求めることを検討します。時間をかけて提案書を見直すことで、最終的には時間とコストのかかるミスや漏れを減らすことができるでしょう。

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助成金報告書テンプレート

 

助成金報告書

助成金受領者は、プロジェクトの進捗を記した中間報告書、または結果を記した最終報告書の提出を求められる場合があります。このシンプルなテンプレートは、資金がどのように使われたかを示す財務報告を含む、包括的な報告書作成の概要となります。助成金提供者は、助成金受領者が説明報告書を作成する際のテンプレートとして、この書式を助成金受領者に提供することができます。

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助成金の申請と受給資格

助成金の文書スタイルは分野によって異なり、提案書も長い報告書からプロジェクトの詳細を要約した簡潔な手紙までさまざまです。科学助成金の提案書は 50 ページにも及ぶことがあり、徹底的な文献レビュー、主要人物の背景情報、研究方法などが含まれます。例えば、National Science Foundation (全米科学財団) には助成金申請に関する広範なガイドラインがあり、その方針と手続きは助成金申請者向けの包括的なガイドにまとめられています。

一方、Rotary Club (ロータリー クラブ) によるグローバル助成金の申請書は遥かに短く、必要とされる情報は、助成金の対象となるプロジェクトの種類によって異なります。プロジェクトの範囲、授与される資金の額、助成金提供者の種類などの要因が、助成金申請者に求められることに影響します。

一般的に、ビジネスは地方政府のイニシアチブによる資金提供の資格があるか、連邦政府のプログラムに関連する研究開発プロジェクトに関与していない限り、助成金を受ける資格がありません。州によっては、女性やマイノリティが経営する企業や特定の業種を対象に中小企業助成金を提供しています。企業が連邦政府または州政府からの資金援助を受ける資格がある場合、事業助成金の提案書を作成するには、特定の助成金ガイドラインに従わなければなりません。

組織によっては共通の助成金申請書の書式を受け入れており、標準化された提案書を作成することができるため、助成金の提供者と申請者の双方にとって時間の節約になります。助成金の機会をリサーチする際には、申請要項を理解し、それに従うことが重要です。技術的な誤りや情報の欠落、提出プロセスの誤りによって、せっかくの努力が台無しになることがないようにしましょう。

助成金申請プロセスをマスターする

助成金の申請は、一連の直線的なステップのように思われるかもしれませんが、1 回限りの申請で、将来も助成金を利用する予定がない場合を除き、助成金申請は資金調達サイクルに沿った循環的なプロセスです。そのプロセスは、目的とニーズを概説した提案書から始まり、助成金を提供する機関や財団がそれを審査して採否を決定します。

提案書の採否にかかわらず、助成金申請のプロセスは、前回の助成金提案書を修正して再提出するか、新たな助成金に申請する、次の助成金サイクルまで続きます。助成金を主な資金源とする非営利団体や、進行中の調査研究などのグループは、カレンダーを作成し、助成金の計画と確保に専任のライターを配置する必要があるかもしれません。

効果的な提案書を書くには、自分のプロジェクトに関連する助成金案件を探すだけでなく、資金源を理解し、そのオーディエンスに向けて提案書を作成することが役立ちます。提案書を提出する前に、資金提供者と直接会うことができれば、プロジェクトに個人的な背景を提供し、継続的な関係を発展させる上で大いに役立つでしょう。何よりも、提案書は、経験、資格、財源に基づき、申請者が現実的に実施可能なプロジェクトを記述していなければなりません。

上述の通り、助成金提案書は多種多様であり、その内容は、特定の資金提供者の申請要件に大きく左右されます。しかし、すべての助成金提案書には共通点があります。ここでは、一般的に含まれる情報をいくつか紹介します。

  • カバー レター: 直接会って話すなど、すでに資金提供者と直に接触したことがある場合を除き、カバー レターはあなたの組織とプロジェクトの第一印象となります。ビジョンと目標を強調する簡単なサマリーを提供しましょう。
  • 提案書サマリー: 要旨とエグゼクティブ サマリーの項目は、提案書の冒頭に含まれるものの、多くの場合、最後に書かれます。これは、どのように資金調達基準を満たしているかなど、プロジェクトの概要を短く説明します。
  • 文献レビュー: 学術・科学研究助成金には通常、プロジェクトに関連する予備研究の情報源を列記し、評価する文献レビューが含まれます。
  • 必要性の表明: 必要性の表明は、そのプロジェクトがなぜ重要なのかを資金提供者に示す機会です。課題を説明し、背景情報、関連調査、提案を裏付ける証拠を提供します。他の提案よりもそのプロジェクトが資金援助を受けるべき理由を説明しましょう。
  • 組織の説明とスタッフ: 信頼できる評判と、提案されたプロジェクトを成功裏に実施する能力を説明するためには、組織の歴史、主要スタッフの経歴と資格、プログラムの使命と類似プロジェクトの実績をすべて説明することが重要となり得ます。具体的な役割と責任について、別の項目で説明する必要がある場合もあります。
  • プロジェクトのナラティブ: プロジェクトの内容、具体的な目的、その他情報の詳細を提供しながら、プロジェクトまたはプログラムの詳細を長文で記述します。スタッフ情報、目標、成功の尺度など、ここに挙げた項目のいくつかを含めることができます。
  • 目的と目標: 目的を明確で測定可能な成果に分解することで、プロジェクトのビジョンと具体的な成果を示すことができます。地域社会プロジェクトに携わる非営利団体やその他の組織の助成金提案書の場合は、対象となる地域社会についての説明、その地域社会がどのような恩恵を受けるかについての情報、地域社会が関与する可能性についての調査も含めることができます。
  • 方法と戦略: 助成金提供者は、申請者が目的と目標を達成する方法を求めています。提案の概要を凝縮したロジック モデルを作成し、プロジェクトの主要な要素と、それらがどのように意図した成果をもたらすかを視覚的に示すとよいでしょう。方法論、目標、成果の関連を明確にしてください。
  • プロジェクトのタイムライン: 行動計画のタイムラインは、資金提供者がプロジェクトの段階を視覚的に理解するのに役立ちます。これは特に、数年にわたって実施される研究プロジェクトに役立ちます。また、予算のタイムラインも含めるとよいでしょう。
  • 評価: 評価計画を立て、どのようなメトリックを用いてプロジェクトの効果と影響を評価するかを説明します。
  • 持続可能性計画: プロジェクトが将来にわたり継続される場合は、助成金資金を使用した後の継続的な持続可能性に関する計画を立て、プロジェクトが長期にわたって実行可能であることを資金提供者に示します。
  • その他の資金: 助成金提供者は、そのプロジェクトに予定されているその他の資金援助について確認したい場合があります。
  • 予算: 提案予算書は、収入源とともに経費の見積もりを示します。資金がどのように配分され、利用されるかを項目別に示します。
  • 付録: 参考文献や追加資料を付録に含めることができます。

完成した提案書を提出する前に、助成金ライターは、提案書が必要な基準と申請要件を満たしているかどうかを独自にレビューすることができます。次に、助成金提供者が提案書を審査し、助成金の支給対象を選考します。資金が授与されると、提供者と受領者が助成金の条件を記した契約書に署名します。

オンライン上には助成金提案書のサンプル テンプレートが数多くあり、成功した申請例を見ることができます。例えば、National Institutes of Health (米国国立衛生研究所、NIH) は、科学研究のさまざまな提案書のサンプルを提供すると共に、中小企業向けの研究開発資金を提供しています。

助成金申請に関する重要な 5 つのヒント

助成金申請が初めての方へ、提案書の作成で気を付けたいヒントをいくつかご紹介します。

  1. 十分な時間をとる。助成金の機会について調べたり、効果的な提案書に必要な情報を集めたりするのは、時間のかかる作業です。自分が必要だと考えるよりも早く着手し、助成金申請プロセスのスケジュールを立てて順調に進めましょう。
  2. 挑戦し続ける。提案書が不採用となったら、修正して再び申請しましょう。根気よく申請すれば報われます。また、1 つの申請の結果を待ってから別の助成金を申請する必要はありません。多様な資金提供者に提案書を送ることで、選ばれる可能性も高まるでしょう。
  3. 詳細が重要です。資金の使用方法、目的の達成方法、データの収集方法、さらに行動ステップのスケジュールも具体的に説明しましょう。助成金提供者は、助成金がどのように使われるのか、そのプロジェクトやプログラムがどのような影響を与えるのか、なぜそのプロジェクトが重要なのか、正確な情報を求めています。
  4. ルールを守る。必要な質問に答える、要求された情報を提供する、提出期限を守るなど、助成金申請のガイドラインを正確に守りましょう。
  5. 書式に注意を払う。提案書の書式は、助成金のガイドラインや既成の申請書によって指定される場合もありますが、必ず明確な見出しをつけて整理しましょう。情報は簡単にアクセスでき、対象のオーディエンスに適切なものでなければなりません。

最後のヒント: さまざまな助成金申請に調整できる再利用可能なテンプレートを作成しましょう。

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