ミステリー作家のアガサ・クリスティ (Agatha Christie) は、浴槽の中でリンゴを食べながら執筆していました。詩人の Fredrich Schiller は、机の引き出しに腐ったリンゴをたくさん入れていました。その匂いを嗅ぐと仕事がはかどるのだと同氏は言っています。
多作で有名な作家の多くが、実り豊かな仕事をするために果物を利用していたのは興味深いことです。
日常業務にリンゴ、梨、バナナなどを取り入れるかどうかは別として、あなたに最適なワーク スタイルがあるはずです。生産性を維持する方法が異なるチームと共同作業を始めるまでは、それで問題ありません。
Smartsheet は、皆さんが仕事で自分の能力を最大限発揮できるようお手伝いしたいと思っています。そこで Microsoft Teams とともに、#FruitfulWork (実りある仕事) シリーズをお届けすることになりました。
シリーズの最初の 3 つの記事 (こちら、こちら、こちら) では、ソーシャル メディアでフォローすべき生産性の専門家を取り上げます。
次に意欲的で生産性と創造性に優れた人々から得られた、ソーシャル メディアに関する独自のインサイトを紹介します。インサイトはすべて、皆さんが仕事をやり遂げられるようにサポートすることを念頭に置いたものになっています。
さて、重要なテーマとなるのは、次の問いです。最大限 #FruitfulWork (実りある仕事) とするには、どうすればよいでしょうか？以下に、それぞれのワーク スタイルに果物のタイプを割り当てました。記事を読み進めて、あなたのタイプ、各ワーク スタイルの長所と課題、ほかのタイプとうまくやっていく方法をご覧ください。
ザクロ: 詳細志向で区分化するタイプ
ザクロを切って最初に目にするものは何ですか？小さい種が何列にも並び、種の周りには美味しそうな果肉が付いています。ザクロの果肉は元々きれいに粒状に並んでいて、口に入れやすくなっています。
ザクロのワーク スタイルもそれと同じです。細部に気を配り区分化します。ザクロ タイプは仕事を小さな個別のタスクに分割し、タスクを 1 つずつ完了しながらモチベーションを上げます。
もちろんザクロは簡単に食べられる果物ではありません。食べるには時間と労力が必要です。ザクロ タイプの人も同じです。最高の結果を出すために、多少余分な仕事が必要になることも厭いません。
長所:
- どんなに小さいことでも細部にこだわる
- 粘り強く勤勉である
- 仕事を最後までやり遂げる
課題:
- 全体像を把握するのが苦手である
- タスクが多すぎると気持ちが押しつぶされそうになる
- 指示や優先順位付けの際にサポートが必要である
ザクロ タイプの人は自分の強みを活かしましょう。チームのメンバーは、段取りを整え、厄介な小さなタスクを片付けてくれるあなたを頼りにしています。あなたが細部に気を配ることで、プロジェクトから漏れや落ちがなくなります。しかし全体像を把握する際はスター フルーツ タイプに頼り、謎解きを得意とする論理的なブドウ タイプと協力すれば、チームは無敵になります。
スター フルーツ: 大きなアイデアを持つ天性のリーダー
スター フルーツは自然の不思議の 1 つです。断面はちょうど 5 角形の星形をしています。鮮やかな黄色、甘い香り、おいしい風味でフルーツ界の真のセレブになっています。
スター フルーツのワーク スタイルも同様に大胆で、星を散りばめたような豪華さです。スター フルーツ タイプは大局的に物事を考えることができ、素晴らしいアイデアを持ち、他者をその信念に従わせるカリスマ性を備えています。常に革新に目を向け、次の大きなものを探しています。
長所:
- 信念の下にチームを結束させることができる
- 革新的なアイデアを出す潜在能力がある
- 明確さと方向性を与えることができる
課題:
- タスクの途中で次の大きな仕事に気を取られることがある
- アイデアを実現するために必要な作業を過小評価することがある
- 他者のアドバイスに従うのをためらうことがある
スター フルーツ タイプの人は、大きなアイデアを敬遠しないようにしましょう。しかしアイデアを実現する方法を決めるときは、チーム メンバーの意見に耳を傾けるようにしましょう。そして静かで忍耐強いアボカド タイプには特に配慮してください。このタイプは共有すべき重要な情報を持っています。あなたはこのタイプを落ち着かせ、話をさせる必要があります。
ブドウ: 問題解決者
1 房のブドウを思い描いてください。1 本の茎から始まり、小さい茎に枝分かれし、さらに小さな茎に枝分かれし、それが続いていきます。そして長く枝分かれしたそれぞれの先にブドウがあります。
ブドウのワーク スタイルも、問題に対して同様のアプローチを取ります。問題の発端から取り組み、紆余曲折や分岐を経ながら、最終的に素晴らしい解決策にたどり着きます。ブドウ タイプは論理的で注意深く、徹底的な調査を好みます。
長所:
- 厄介な問題を掘り下げるのが好きである
- 直感ではなく論理と調査に基づく
- 厄介な問題に粘り強く取り組む
課題:
- 感情的知性を無視することがある
- ささいな問題に時間をかけすぎることがある
- 全体像が見えないことがある
チームが大きなアイデアの実現を妨げる問題を解決するときに、ブドウのワーク スタイルが必要です。あなたがブドウ タイプであれば、調査力と推理力をチームに発揮し続けてください。相手の感情を理解する能力に長けたリンゴ タイプとパートナーになって、あなたの推理を完結させ、ザクロ タイプに仕事の優先順位を付けてもらうようにしてください。
リンゴ: 共感的で直感的なタイプ
リンゴは甘く色鮮やかな果物です。木になっているときも、スーパーマーケットの艶やかなピラミッドに山積みにされているときも、五感を楽しませてくれます。アップル ボビング、キャラメル アップル、アップル パイなど、パーティや家族の食卓に必ず登場するホッとする食べ物です。
リンゴのワーク スタイルは、チームの情緒面で中心的な役割を果たします。リンゴ タイプは協力的で直感力があり、ほかのチーム メンバーと関係を育み、つながることでやる気が出ます。リンゴの仕事はチームの原動力に欠かせません。リンゴは対立を最小限に抑え、チームのモチベーションを維持し、仕事の完了時には魅力的な打ち上げパーティを開催します。
長所:
- 相手の感情を理解する能力が高く協力的である
- 直感力が強い
- チームをまとめることができる
課題:
- 怒りっぽくなることがある
- 細部に気を配らず、論理を重視しない
- 思い入れがないと、モチベーションを維持するのが困難である
リンゴと論理重視のブドウはおかしなカップルに見えるかもしれませんが、互いになくてはならない存在です。それぞれが、互いの考え方を理解し合えるよう努力しなければなりません。どちらか一方が勝つのではなく、両者のバランスを取ることが目標です。リンゴ タイプと仕事をするときはコミュニケーションが重要になります。皆が自分の気持ちを話せる場を設け、対立する前に解決できるようにしてください。
アボカド: 静かで忍耐強いタイプ
アボカドに関する悩みは皆同じです。美味しいのに、熟すのに時間がかかるのです。購入してから 1 週間経っても手りゅう弾のように硬いことがあります。しかし必要な時間をかければ、ほっぺが落ちるほど美味しいワカモレを楽しむことができるので、待つ価値はあります。
アボカドのワーク スタイルは、意地悪く「先延ばしタイプ」と呼ばれるかもしれません。しかし、この肩書はネガティブすぎます。それどころか、忍耐強く、思慮深く、締め切りに近づくほどやる気が出るタイプです。グループの中であまりしゃべらず、土壇場でプロジェクト全体をまとめているなら、あなたはアボカド タイプです。チームはあなたを称賛すべきです。
長所:
- 忍耐強く徹底的である
- いざというときにやり遂げる
- ほかの人が見逃しているチャンスを見つけることができる
課題:
- プロジェクトを遅らせてしまう可能性がある
- 締め切りが近づくと慌てることがある
- 素晴らしいアイデアを実行するのに間に合わないことがある
アボカドには新たな時間管理システムも動機づけも必要ありません。アボカドに必要なのは、理解されること、自分のペースで仕事ができること、締め切りを守れるように指導されることだけです。アボカドはリンゴとうまくいきます。リンゴは、時間をかけてアボカドを理解してくれる唯一のタイプかもしれません。 スター フルーツは、自分の考えを聞いてもらえるように特に気を付ける必要があります。
自分のワーク スタイルを知り、より実りある仕事をする
チームで仕事をするのは簡単ではありません。さまざまなワーク スタイルを持つメンバーをまとめて、生産的かつ効率的に仕事を進めるのは大変なことです。メンバーのワーク スタイルを知り、そのスタイルが自分のスタイルをどう補ってくれるかを理解するとよいでしょう。
そして当然ながら、1 つの要素だけで成り立っているわけではありません。世の中には確かに、リンゴとブドウ、ザクロとスター フルーツのハイブリッドも存在します。とはいえチームの前向きな原動力を生み出す良いきっかけとして、この 5 つのワーク スタイルが役立ちます。
これから数週間、当社のソーシャル メディア チャンネルで、生産性、効率、共同作業に関する専門家のアドバイスを紹介します。LinkedIn、Instagram、Twitter で Smartsheet をフォローして、#FruitfulWork (実りある仕事) のアドバイスをご覧ください。