ポストモーテムとは
ポストモーテムは、うまくいったことといかなかったことを特定し、得られた教訓を組み込むために組織プロセスを変更することで、プロジェクトの改善をサポートするプロセスです。プロジェクト マネジメントの知識体系 (PMBOK) では、このアクティビティを「教訓」と称しています。
通常、ポストモーテム会議はプロジェクトの終了時に行われます。ただし長期にわたるプロジェクトでは、コースの修正を可能にし、インシデントを見逃さないようにするために、ポストモーテムを定期的に実施する場合があります (毎月、四半期ごと、毎年など)。
ポストモーテムは、単なる事実の調査ではありません。実際、ポストモーテムの最も重要な機能は、プロセスの改善を推進し、成功を繰り返せるようにベスト プラクティスを促すことです。
この会議はプロジェクト管理プロセスの不可欠な一部ですが、時間やリソースの制約、または収益に貢献しないという認識のために、チームがポストモーテムを省略することもあります。OnlineDegree.com (オンラインディグリー ドットコム) の創設者であるグラント・アルドリッチ (Grant Aldrich) 氏はこのように説明しています。「ポストモーテムが持つ意味は、おそらくプロジェクト管理とプロセスの改善における最も重要な側面です。しかし、一般的には最も無視されがちです。これは、物事がどのように行われたかを振り返って改善するための、非常に重要な期間となります。残念なことに、大半の組織ではそれがほとんど活用されていないようです。プロジェクトが終了したら、次のプロジェクトに移るよう従業員を急かすだけです。なぜなら、それが収益につながるからです」。
プロジェクトに関わる全員が問題を取り上げ、成功に向けて議論できるオープン フォーラムとして、ポストモーテムを捉えましょう。計画から終了に至るまでの、プロジェクト ライフサイクルのあらゆる側面をポストモーテム中に検証し、改善すべき領域と、将来のプロジェクトで繰り返すべきプロセスを見つけます。プロジェクト リーダーとプロジェクト チームだけでなく、プロジェクトの関係者とクライアントも議論に参加する必要があります。そうすることで、各個人の役割に関係なく、全員が共通の目標に向かって協力を続けることで、チームワークを強化できます。
ビジネスにおけるポストモーテムとは
ビジネスにおいて、ポストモーテムはリスク管理の一部であり、ベスト プラクティスを取り入れることで継続的改善を推進するのに役立ちます。プロジェクトの最後に実行されるポストモーテムにより、うまくいったことといかなかったことが判明し、その教訓を今後に活かすことができます。
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ポストモーテム会議の別名
多くの組織では、ポストモーテム会議の機能を指す別の名称を用いています。以下に別名をいくつか紹介します。
- 結果報告: この用語は軍隊に由来しており、任務後のレビューに使用されます。
- 振り返り: アジャイル プロジェクト管理では、プロジェクト完了の各段階で行われる会議に対してこの用語を使用しています。
- プロジェクト総括: これは多くのプロジェクト マネージャーが使用している名称です。
- 教訓: プロジェクト マネジメント協会 (PMI) はこの用語を使用しています。
- 事後検証: この用語は一般的に IT/DevOps のレビューに適用されます。
- 重大インシデント レビュー: IT/DevOps チームはレビューに対してこの用語も頻繁に使用しています。
プロジェクトのポストモーテムとインシデントのポストモーテム
ポストモーテムはリスク管理の重要な一部でもあります。過去のプロジェクトで何がうまくいかなかったかを分析し、プロセスと手順を変更することで、会社は将来のプロジェクトにおけるリスクを軽減することができます。
ポストモーテム会議が行われる状況は主に 2 つあります。1 つ目は (前述のとおり) プロジェクトに関連するものです。2 つ目は、サーバーのクラッシュや Web サイトのダウンといった DevOps/IT インシデントの分析が目的です。どちらの種類のポストモーテムも、主な目標は根本原因を見つけることですが、両者にはいくつかの違いがあります。
| プロジェクトのポストモーテム | インシデントのポストモーテム | |
|---|---|---|
| タイミング | プロジェクトの終了時、またはプロジェクト期間中に一定間隔で実施 | インシデントの解決後に適時実施 |
| 参加者 | プロジェクト チームと管理関係者 | インシデントを引き起こした人、インシデントの影響を受けた人、およびインシデントに対応した人 |
| 結果 | 将来のプロジェクトをよりスムーズに実行するための、プロセスと手順の改善 | 問題の再発を防ぐための、プロセス、手順、セキュリティの改善 |
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通常はプロジェクト マネージャーがポストモーテムを主催します。こうした会議は多くの状況で役立ち、マーケティング チーム、代理店、情報管理部門、問題管理部門など、多くのグループにメリットをもたらします。
ポストモーテムのスケジュールを決める際はタイミングが重要です。人の記憶は長続きしないため、プロジェクトの完了後、またはインシデントの解決後に会議をできるだけ早く実施することが重要です。
プロジェクト マネージャーを対象とした小規模な調査では、回答者の 100% がプロジェクト終了後にポストモーテム会議を主催したことがあると回答しています。
- 40% が常に実施
- 20% がほとんどの場合実施
- 40% が時折実施
アジャイルの振り返りとプロジェクトのポストモーテム
アジャイル プロジェクト管理における「振り返り」という用語は、ソフトウェア開発の各反復の後に行われる同様のアクティビティを指しています。両者の違いは以下の通りです。
| プロジェクトのポストモーテム | アジャイルの振り返り | |
|---|---|---|
| タイミング | プロジェクトの終了時、またはプロジェクト期間中に一定間隔で実施 | 反復ごとに 1 回 |
| 参加者 | プロジェクト チームと管理関係者 | プロジェクト チーム |
| 重点 | プロジェクト中に実現した成功と生じた失敗 | 前回の反復における経験 |
| 結果 | 将来のプロジェクトの結果を改善するための、プロセスの変更の提案 | 次の反復に向けた段階的改善のためのアクション アイテム |
ポストモーテムの実施方法
ポストモーテム会議中、グループはプロジェクトでうまくいったことといかなかったことについて議論します。そして、得られた所見をプロジェクトのタイムラインに投稿するとともに、将来のプロジェクトで成功を繰り返し、問題を回避するための方法を提案します。
プロジェクト リーダーは通常、関係者やチーム メンバーから寄せられたフィードバックなど、プロジェクトに関するデータを収集して、会議の議題を作成します。会議中、グループはプロジェクトのレビューを行い、主要なマイルストーンとイベントを示すタイムラインを作成して、成功と失敗を記入します。
タイムラインを作成することで、チームはそれぞれの問題と成功を詳しく調べ、それらの根本原因を文書化し、回避する方法や繰り返す方法を判断できます。また、突き止めた原因に基づいて、プロセスを改善して成功を繰り返すためのアクション アイテムを策定します。
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優れたポストモーテムによって達成できること
対象がプロジェクトの場合でも、または IT インシデントの場合でも、ポストモーテムには多くのメリットがあります。このプロセスにより、コミュニケーション、共同作業、およびワークフローを改善し、組織の効率性を高めてより多くの成果を上げることができるようになります。
将来のプロジェクトをよりスムーズに運営するにあたり、ポストモーテムは以下の形で役立ちます。
- 内部プロセスを改善する: 問題が発生した際にプロセスを調べることで、システムの弱点が明らかになります。ポストモーテムで得た教訓を適用して、そうした落とし穴を塞いで手順を強化します。
- ワークフローを合理化する: ポストモーテムで明らかになる問題として、将来のプロジェクトで排除できるワークフローの問題が挙げられます。
- チームの共同作業を促進する: ポストモーテム会議という形式により、共通の目的が強化され、チームは協力して作業することを学べます。
- 効率を向上させる: ポストモーテムにより、重複している作業、プロセスの不自然なステップ、またはその他の非効率的なタスクが明らかになることがあります。
- コミュニケーションを強化する: プロジェクトでよく見られる問題として、時宜を得た適切なコミュニケーションの不足が挙げられます。ポストモーテム プロセスの重要なステップの 1 つに、会議で得られた所見を伝え、各アクション アイテムが完了した際に関係者に知らせるというものがあります。
- ミスから学ぶ: ポストモーテムが持つ最も大きな有用性として、何がうまくいかなかったのかを特定し、そうした問題の再発を防ぐ方法を見つけることが挙げられます。
- 終結に持ち込む: アクション アイテムが完了した際にコミュニケーションをとることで、チーム メンバーは突き止められた問題が解決されたことを把握できます。
- 情報を共有する: ポストモーテムで得られた教訓を、同様のプロジェクトに取り組んでいる他のチームと共有することで、組織内の全員が恩恵を受けます。
- 士気を高める: ポストモーテムにより、問題を指摘して確実に対処することが可能になります。こうした進歩により、職場や作業成果物の質に自分が直接貢献できることがわかるため、士気が向上します。
- 成功を祝う: ポストモーテムでは問題を分析するだけでなく、チームが勝利を宣言できるため、士気とチームの結束力が向上します。
- コースを変更する:
- 長期的なプロジェクトの場合、プロジェクトの途中でポストモーテムを何度もスケジューリングすることで、プロジェクトの残りの部分がスムーズに進むようにチームは修正を実施できます。組織設計会社の nobl.io (ノーブル ドット イオ) で最高研究責任者を務めるポーラ・シゼク (Paula Cizek) 氏は次のように述べています。「ポストモーテムを定期的に行うことで、軌道修正するチャンスが得られます。プロジェクトの終了時に振り返ってみると、変更できる点や、より良く、より早く実行できる点が多数判明します。だからこそ、定期的に実施することを強くお勧めします」。
プロジェクト マネージャーを対象とした小規模な調査では、1 (効果なし) から 5 (非常に効果的である) の点数で回答するよう求められた対象者のうち 60% が、ポストモーテムはプロセスの改善を推進する上で「効果的である」または「非常に効果的である」と回答しました。
ポストモーテム分析とは
ポストモーテム分析は、プロジェクトでうまくいかなかったこと (および修正すべきこと) と、うまくいったので繰り返す必要があることをまとめるプロセスです。この分析により、アクション アイテムとそれぞれの責任者も決定できます。
ポストモーテム中に分析されるデータには、プロジェクト チームからのフィードバックやプロジェクトの結果の評価など、さまざまなソースからの入力が含まれます。分析結果に含めるべきものを以下に挙げます。
- 対処すべき問題の完全なリスト (およびそれぞれの問題から派生するアクション アイテム)
- プロジェクトを妨げた重大な問題
- プロジェクトの成功に貢献した成果
- アクションを必要とする明白でない教訓
- 各アクション アイテムの実施責任者
効果的なツールとして「なぜなぜ分析」が挙げられます。この手法では「なぜ?」の質問を 5 回繰り返し、問題の根本原因を特定します。なぜなぜ手法の詳細については、非難なきポストモーテム会議に関するこちらの記事をお読みください。また、ポストモーテム会議に関する一般的な情報については、「ポストモーテム会議 (事後分析会議) の運営方法」の記事をご覧ください。
プレモーテムと、それを実行するタイミング
プレモーテムはポストモーテムのフレームワークを使用する戦略ですが、プロジェクトの開始に先立ち、計画プロセスの初期段階で実行されます。会議の参加者は、プロジェクトは完了したものの成果が上がらなかったと想定し、発生し得る障害とその原因を挙げます。
チームはこの演習の結果を用いて逆算し、想定された障害が発生しないようにプロセスに変更を加えます。会議中は、普段は取り上げることがないミスの原因、プロジェクトの開始前に自分が心配していること、および過去のプロジェクトの盲点などについて考えるよう、参加者に促します。チーム メンバーは、障害が発生し得るポイントを具体的に説明する必要があります。
プレモーテム中に考慮すべきことはプロジェクトの種類によって異なりますが、おそらくプロジェクト計画、リソース、タスク、タイミング、ドキュメントに関するものになるでしょう。以下に、プレモーテムにおける質問の例を示します。
- プロジェクト計画に欠けているものは何か?
- プロジェクトの進行が遅れる、または立ち上げの期限に間に合わなくなる原因は何か?
- プロジェクト中に重要な人材を失った場合どうなるか?
- リスクが最も大きな領域を担当しているのは誰か?
- 重要なタスクをすべて把握しているか?
- 必要となるすべてのリソースを、必要なときに利用できるようになっているか?
- それぞれの役割に適したチーム メンバーが揃っているか?
- スケジュールは現実的か?
- スケジュールに遅延を見込んだ余裕があるか?
- サーバーのクラッシュによりデータが失われた場合どうなるか?
- 文書作成計画は十分か?
リストを作成したら、起こりそうにない問題 (たとえば、会社が倒産する)、プロジェクトを中断させるほどではない問題 (立ち上げパーティー用の T シャツの発送が遅れる)、およびどうすることもできない問題 (建設現場に隕石が衝突する) を除外して、リストを絞り込むことができます。
逆に、すべてが順調に進んだと想定して、そのビジョンを実行するプロセスを策定することもできます。重要なのは、発生し得る落とし穴を検討し、それを防ぐために何ができるかを考えることです。
ポストモーテムの質問の種類
ポストモーテム中に質問することで、プロジェクトに関する重要な情報を引き出すことができます。そうした質問は、計画、実行、結果、コミュニケーションの各カテゴリに分類されます。以下に、それぞれのカテゴリの目標とサンプルの質問を示します。
計画に関する質問では、プロジェクト計画から生じる問題に焦点を当てます。計画はプロジェクトの基礎なので、この最初のプロセスを掘り下げることには価値があり、それを改善することでプロジェクトをより良いものにすることができます。計画に関する質問は、以下の各部分に分けられます。
- プロジェクト計画: 曖昧すぎるものが計画に含まれていたか?重要な情報が計画に欠けていたか?
- リソース: ツール、予算、チーム メンバーは適切に割り当てられたか?必要とされたリソースはプロジェクトに十分だったか?
- タイミング: スケジュールに余裕を持たせたか?期限は達成可能かつ現実的か?
- タスク: 必要とされるタスクをすべて把握できたか?各タスクに関連する依存関係と成果物を追跡したか?
- ドキュメント: ドキュメント リポジトリはチームのニーズに十分対応できたか?ドキュメント計画はプロジェクトの成功に役立ったか?
実行に関する質問では、プロセスのステップ、人員配置、作業品質の問題から生じた問題を掘り下げます。プロジェクトの中核に焦点を当てているため、重要な質問となります。質問は以下の領域に分けられます。
- ワークフロー: ワークフローのどこに欠陥があったか?ワークフローのうち、適切に文書化されなかったのはどの部分か?
- 人員: 何らかの問題を生じさせる欠陥がチームの階層に存在したか?適切な人材がプロジェクトに割り当てられたか?
- タスク: 完了させるのが予想以上に難しかったタスクはあるか?適切に完了しなかったタスクは何か?
- 遅延: スケジュールの遅延に対処するための適切なプロセスが設けられていたか?遅延により、プロジェクトの後半で何らかの問題が引き起こされたか?
- 経営陣: チームの作業を妨げるような介入を経営陣は行ったか?経営陣とプロジェクト チームは協力したか?
- 変更管理: 変更管理プロセスは効果的だったか?必要な変更は受け入れられ、不要な変更は却下されたか?
結果に関する質問ではパフォーマンスと KPI を扱います。プロジェクトの成功を追跡および測定する方法を検討し、それらに意味があることを確認する上で重要です。これらの質問は以下のサブグループに分類できます。
- 主要目標: プロジェクトの主要目標は達成されたか?主要目標の達成を困難にしたハードルは何か?
- 二次的目標: プロジェクトにおいて二次的目標は達成されたか?達成を妨げたものは何か?
- 品質: チームによるプロジェクトの実行は、質の高いものだったか?計画に概説されている基準を満たしたか?
- 外部のパフォーマンス: クライアントは結果に満足したか?クライアントを驚かせたことは何か?
- 内部のパフォーマンス: 成功に関するメトリックは意味があるものだったか?プロジェクトの制約内で達成できるものだったか?
コミュニケーションに関する質問では、社内外のコミュニケーションの途絶に関する問題を調査します。プロジェクトの成否はコミュニケーションにかかっているので、検討する価値があります。掘り下げるべき領域は以下の通りです。
- チャネル: 主要なコミュニケーション手段に何らかの欠陥があったか?不十分なコミュニケーション チャネルが存在したか?
- チーム: チーム メンバーは、必要なときに必要な場所でコミュニケーションをとることができたか?チーム メンバーが、合意済みのコミュニケーション方法を迂回しなければならないことがあったか?
- マネージャー: 管理側はチームと効果的にコミュニケーションをとることができたか?プロジェクト チームは必要に応じて管理側とコミュニケーションをとることができたか?
- 会議: 会議をより効果的にするにはどうすればよいか?会議は多すぎたか、それとも少なすぎたか?
- 外部: クライアントとのコミュニケーションは期待通りに機能したか?外部とのコミュニケーションについて、レビューすべき方法が他にあるか?
ポストモーテムのベスト プラクティス
ポストモーテムは、会社のプロセスにおいてベスト プラクティスを推進する上で役立ちます。効果的なポストモーテムを実施するためのヒントをいくつか紹介します。
- プロジェクトの規模に関係なく、すべてのプロジェクトについてポストモーテムを実施する。
- プロジェクトの終了直後にポストモーテムをスケジューリングする。
- プロジェクト計画の作成時、カレンダーにポストモーテムを記載して、スタッフがプロジェクト全体を通じてポストモーテムについて考えるようにする。
- スケジュールが修正された場合は、ポストモーテムの日程を変更する。
- 参加者に建設的な議論を促す。
- 長期的または複雑なプロジェクトでは、定期的なポストモーテムをスケジュールに組み込む。その理由は 2 つあります。第 1 に、人の記憶は長続きしません。第 2 に、途中で軌道修正できるようになります。
- 非難なきポストモーテムのパラダイムに従って、問題の真の根本原因を突き止める。プロジェクト マネージャーを対象とした小規模な調査では、非難なき形式を用いたすべての回答者が、従来の形式よりも効果的であることに同意しました。これらマネージャーの 60 パーセントが、5 段階評価で 4 か 5 の評価をしています (5 が最も効果的)。
- 大規模または複雑なプロジェクトの場合は、サブチームとの小規模な会議を複数回実施する。その後、すべての会議の結果を最終ドキュメントにまとめます。デザイナーとして大手ブランドの仕事に携わり、多数のポストモーテム会議を主導した経験があるジョーダンー・ケントリス (Jordan Kentris) 氏は、このように提案しています。「少人数のチームと一緒に小規模なグループ会議を行うことが本当に有益かもしれません。その後、それらの部門やプロジェクトのリーダーと協力し、二次的なポストモーテムとして実質的に前進させるのです」。
- 各参加者のプレゼンテーションの時間を制限し、チーム メンバーが最も重要な問題を最初に提起できるようにする。グラント・アルドリッチ氏はこのように述べています。「参加者は限られた時間しか発言できません。そうすることで、他の人たちの時間を尊重し、自分が取り上げるべき最重要事項は何かを真剣に考えるようになります」。
- プロジェクト リーダーは、チームに対して求める行動をモデル化する必要がある。
- プロジェクト チームに所属していない司会者と記録係を招く。そうしたモデレーターはスケジュールとルールを遵守できます。また、記録係がいることで、会議の主催者が議論を主導できるようになります。
- 見落としがないように、会議の模様を録画する。
- プロセスの変更に関連するすべてのアクション アイテムに所有者を割り当てる。ポーラ・シゼク氏は「会議を終える前に、ポリシーが実施されていること、または既存のプロセスに組み込まれていることを確認する責任者を特定してください」と述べています。
リモート チームによるポストモーテム
全員が同じ部屋に集まってポストモーテムを行うのが理想です。しかし、多数のスタッフが自宅で仕事をしていたり、チーム メンバーが国内や世界中に散らばっていたりする場合は難しいでしょう。電話会議、ビデオ会議 (ビデオのトラブルシューティングに関するヒントをお読みください)、または画面共有が役立つ場合もありますが、これらのオプションには欠点もあります。そうした場合、共同作業ソフトウェアが役に立つかもしれません。
両方のタイプのポストモーテム会議を開催したことがあるプロジェクト マネージャーを対象に、弊社はその違いに関する小規模な調査を実施しました。そこでは「全員がリモート勤務の場合、議題の順序は変わりますか?」や「対面会議と比較した場合、リモートのポストモーテムを行う際に最も重要なことは何ですか?」などの質問を行いました。
調査で得られた主な所見を以下にいくつか示します。
- 調査回答者の全員が、リモート会議においても議題を変更しなかったと回答しました。したがって、対面会議と同じ順序でも問題はないと思われます。
- 対面会議と比較した場合、リモート会議を主催する際の主な違いは、参加者を積極的に関与させ、その状態を保つ方法を見つけることであると、回答者の大半が述べています。推奨事項として、全員がカメラをオンにしていることを確認し、意見を集める際は司会者が全員に声をかけるといったことが挙げられます。
プロジェクト管理部門向けの Smartsheet でポストモーテム会議を効率化する
ニーズに合わせ変化に対応できるようデザインされた、柔軟性のあるプラットフォームで、チームの能力を最大限に引き出しましょう。 Smartsheet プラットフォームなら、いつでもどこでも簡単に作業の計画、保存、管理、およびレポート作成が可能なため、チームはより効率的かつ効果的に仕事を進めることができるようになります。作業に関して主要なメトリックを表示したり、リアルタイムの可視性を提供したりするために、ロールアップ レポート、ダッシュボード、および自動化されたワークフローを作成する機能も装備されており、チーム メンバーをつないで情報共有を促進することが可能です。 やるべきことを明確にすると、チームの生産性と作業達成能力が向上します。ぜひこの機会に Smartsheet を無料でお試しください。