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Smartsheet フォワード 2025 エディション 1: 業務の効率向上を実現するための設計

by Miya McClain

2025年3月4日

Smartsheet Forward, Miya McClain

 

人々の働き方は変化しましたが、私たちが直面してきた課題は消えることなく、ただ進化を続けています。チームは、調整すべきタスク、依存関係、コンテンツが増え、ますます複雑化するワークフローを管理しています。しかし多くのチームがいまだに、現代のペースの速い分散型の業務向けに構築されていないツールを使用しています。

実際に何が生じているでしょうか?共同作業者にとっては、無数のツールに散らばった情報を追跡するストレス。業務管理者にとっては、絶え間ない確認作業無しにプロジェクトの進捗状況を明確に把握する難しさ。リーダーや経営幹部にとっては、人材、そのスキル、プロセス、テクノロジーを調整して効果的な戦略策定やリソースの決定を行う際に役立つ、リアルタイムで正確なインサイトの不足。

仕事のダイナミクスは変化しており、チームに対する要求も変化しています。多様な業務スタイルやプロジェクトの種類に適応し、既存のシステムと統合して投資を最大限に活用し、エンタープライズグレードのセキュリティとスケーラビリティを提供するソリューションが必要です。 

そのため、私たちは Smartsheet を、ニーズに応えるだけでなく、ニーズを予測するプラットフォームへと進化させ続けています。業務管理のリーダーとして、Smartsheet はチームがより迅速に行動し、足並みを揃え、本当に重要なことに集中できるように支援します。直感的なインターフェース、強力な自動化、さまざまな種類の業務やチームをサポートする柔軟性をもって、最も重要な資産とデータを安全に保ちながらこれを実現します。

AI を活用して業務管理の負担を軽減

AI も仕事のやり方を変革し、チーム全体の生産性と効率を向上させています。Smartsheet の 2025 年マーケティング レポートによると、マーケティングおよびクリエイティブの専門家は、分析とレポート (61%)、自動化またはプロセスの最適化 (53%)、コンテンツの生成 (50%)、コンテンツの最適化 (50%)、戦略と計画 (41%) など、さまざまな方法で AI を業務のサポートに使用していることがわかりました。 

AI はすでに Smartsheet プラットフォームに組み込まれており、データの視覚化、複雑な数式の簡単な生成、要約やテキスト生成による時間の節約、質問に対するその場での回答の取得に役立っています。今年はワークスペース設定用の新しい AI 駆動型の自動化とワークフローの登場により、Smartsheet によってチームはさらに強化され、専門家でなくてもあらゆる業務管理の問題に取り組めるようになります。反復的な手作業や複雑なタスクに煩わされるのではなく、より正確かつ迅速にインパクトを与え、意思決定を行うことができます。ニーズに合わせたワークスペースのカスタマイズや、ワークフローの自動化や最適化など、Smartsheet の AI は、より効率的かつ戦略的に作業できるように設計されています。 

また、Smartsheet の AI ツールはデータに対するより深いインサイトを提供し、データ分析を民主化し、傾向や異常を早期に発見します。データ分析機能により、重要な情報が自動的に要約され、視覚化が提案されるため、ユーザーも関係者もデータをより早く把握できるようになります。AI を活用したグラフ作成機能では、ダッシュボードがリアルタイムで構築および更新されるため、関係者は常に最新のインサイトを得ることができます。Smartsheet にグラフの生成を依頼するだけの簡単さで、複雑なワークフローや手動の更新は必要ありません。これにより、データの視覚化がより明確かつ高速になり、複雑なデータがわかりやすいチャートやグラフに変換され、分析プロセス全体が高速化されます。

Smartsheet analyze data interface with a purple prompt bubble stating "Create a bar chart showing the at risk tasks per Design Status."A smaller chart preview is visible below, and a menu on the right reads "analyze data."

データへのアクセスをさらに容易にするために、Smartsheet は Amazon Web Services (AWS) と提携し、さらに多くのインテリジェンスをお客様にお届けしています。AWS の生成 AI 搭載アシスタントである Amazon Q Business への新しいコネクタでは、質問すると Smartsheet のデータから即座にインサイトを得ることができます。これらはすべて、ユーザーのアクセス権限を維持しながら行われます。プロジェクトのステータス、タスクの割り当て、期限などを追跡する場合でも、この統合により、業務を簡単に把握できるようになります。

文脈に沿った共同作業: コンテンツ、会話、業務を 1 か所にまとめる 

業務管理はタスクを追跡することだけではありません。人々とチームを常に適切な業務と一致させることであり、それは特に業務が変更されたときに重要です。ファイルが電子メールのスレッドに埋もれたり、フィードバックが終わりのないチャットで見失われたりすると、最新バージョンがわからなくなったり、重要なフィードバックを見逃したり、承認が遅れたりすることになり、最終的には生産性に悪影響を及ぼします。

Smartsheet を使用することで、会話、フィードバック、決定が文脈に沿って行われ、ファイルが一元管理され、業務をスムーズに進めることができます。

近日導入予定のファイル ライブラリでは、プロジェクト ファイルの管理が簡素化され、ファイルの共有や適切な権限の設定が容易になります。バージョン管理と承認が組み込まれるため、チームは常に最新の情報を入手できるようになります。また、状況に応じて共同作業によるレビューとフィードバックが行われるため、長々とやり取りをすることなく全員が足並みを揃えることができます。

 

チームワークをさらに効率化するために、Smartsheet にワークスペース コレクション会話フィルターが登場します。カスタマイズや並べ替えが可能で、リソースに優先順位を付け、重要なディスカッションをすばやく見つけるのに役立ちます。また、プラットフォームは非同期共同作業をサポートしているため、分散したチームも作業場所や時間に関係なく、接続性と生産性を維持できます。

 

A project dashboard with a dark background shows performance metrics including sales, budget, percentage, and a count. A bar chart illustrates task statistics over time, and sections highlight upcoming projects and on-track progress. Below, a section titled "Q4 Products" displays images of outdoor equipment. A dropdown menu is open, indicating access level options for the dashboard.

 

エンタープライズグレードの接続: スムーズな統合、よりスマートなインサイト

現代のグローバルに接続された職場環境で、組織はセキュリティの脅威、コンプライアンス要件、運用上の課題の増加に直面しながら、複雑で大規模なプロジェクトに取り組んでいます。Smartsheet は、エンタープライズグレードの要件に合わせて構築されており、安全性と信頼性が高く、パフォーマンスを犠牲にすることなく高度なプロジェクトの要求に対応できるように設計されています。信頼できるパートナーシップとエンタープライズグレードのアーキテクチャにより、IT チームは可視性や制御を失うことなく、システムの接続、円滑な運用、データの保護を維持できます。数百万ものアイテムや、ポートフォリオをまたいだ数千の大規模プロジェクト管理、または数千人のチーム メンバー間の調整も、Smartsheet が役に立ちます。

真にエンタープライズグレードであるための重要な要素は、スムーズな統合です。システムが分断されていると、CRM、人事システム、財務ツールなど、データが別々のプラットフォームに閉じ込められるため、チームの作業速度が低下し、非効率が生じます。手動でレポート作成やスプレッドシートの更新をしたり、情報を追跡したりするのに何時間も費やすことになります。実際、2025 年マーケティング レポート調査では、31% の回答者がデータ収集に面倒な手動プロセスが必要であると回答し、30% がデータが適切に統合されていない複数のシステムに分散していると回答し、28% がリアルタイム データに十分にアクセスできないと回答しました。これではリアルタイムの可視性が妨げられ、チームの連携が崩れてしまいます。

Smartsheet の統合により、システム同士が接続されるだけでなく、チームの作業方法も強化されます。Smartsheet は、ワークフローを自動化し、データ サイロを解体することで、チームがデータの処理に費やす時間を減らし、影響力のある意思決定に多くの時間を費やせるように支援します。Smartsheet のプラットフォームは、お客様がすでに使用しているツールやデータ ソースと統合され、CRM、HCM、ERP などからサイロ化された情報を取得します。これらの統合により貴重な可視性が得られ、Smartsheet があらゆる業務の中心ハブとなります。たとえば、CRM を Smartsheet と統合すると、成立した取引に基づいてプロジェクトの作成を自動化できるため、スムーズな移行とチームの連携の向上が確実になります。

Smartsheet は継続的にデータ接続の効率化を進めており、今後リリース予定のデータ リンク機能では、Smartsheet 内でのデータ接続もさらに簡単に行えるようになります。この更新により、重複の手間をかけたり、複雑な数式を記述したりすることなく、シート間で情報を参照できるようになります。それに加えて、列リンク機能で Smartsheet 全体での列のリンクと参照が簡素化され、重複が削減され、ソリューション全体の精度が向上します。また、近日リリース予定の高度な列リンク オプションにより、同期されたレコードのフィルタリングや、フィルター条件に一致しなくなったリンク済みレコードの削除など、より詳細な制御が可能になります。

 

In this showcase of the Smartsheet data links feature, a task management sheet titled 'Linden Ave Task,' lists tasks, statuses, and contractor details. On the right, a panel labeled 'Link data within Smartsheet' allows users to map columns between the 'Project Contractors' sheet and the current sheet using 'Contractor ID' as the unique identifier. The user selects source and target columns, ensuring data stays in sync. The cursor moves to interact with dropdown menus before clicking the 'Link' button.

 

Smartsheet 以外のデータ ソースをご利用の方は、新しいテーブル ビューの統合パネルですべてを一元化できます。サードパーティのツールへの接続が Data Shuttle を介して効率化され、Smartsheet を離れることなくインポートとエクスポートを管理することができます。

ご意見をお聞かせください 

加速する業務に応じて、私たちの働き方も進化する必要があります。Smartsheet は単なるタスク追跡ツールではありません。業務管理のリーダーとして、プロジェクト、人、データ、意思決定を結び付け、チームが迅速かつ自信を持って前進できるよう支援するプラットフォームです。 

Smartsheet はサイロを解体し、既存のツールと統合し、共同作業を容易にするために、常に革新を続けています。しかし、今後の未来を形成するうえで皆様の意見が重要となります。フィードバックを提供する、アイデアを共有する、ほかのユーザーからの提案に投票するなど、どのような形でもかまいません。皆様の声をぜひお聞かせください。