Smartsheet コミュニティの皆様、こんにちは。
ロンドンで開催された ENGAGE の基調講演で私は数々の製品イノベーションを発表しましたが、イベントに直接参加できなかった方々にも、Smartsheet が市場に投入しようとしているものを紹介したいと考えていました。今回の Smartsheet フォワードでは、皆様の日常業務に役立つ新機能について詳しく紹介します。ロンドンで基調講演に参加した方もそうでない方も、大いにワクワクしていただけると思います。
今回展開する機能強化により、データの発見、表示、理解がさらに容易になります。これにより、リソースと関係者をより適切に連携させ、Smartsheet で行われる作業についてのスマートな意思決定を、より簡単に行えるようになります。
AI: 数字を高速で処理するデータ アナリスト
時として、仕事に追い立てられることがあります。進行中の作業のステータスを把握し、それに関する実用的なインサイトを引き出すのは時間がかかり、肝心なときにスピードが落ちることになります。先週、そうした作業をスピーディーに実行できる新しい AI 機能が、エンタープライズ プランのお客様を対象にリリースされました。Smartsheet で追跡している事柄について質問するだけで、AI ツールがデータをすばやく要約したり、グラフを作成したり、関連するメトリックを抽出したりして、必要なインサイトを表示します。ユーザーは労力も数式のスキルもほとんど必要ありません。たとえば「先月は部門ごとに、どのプロジェクトが予算を超過したか?」と質問すると、最も信頼できるプログラム マネージャーに尋ねたときと同じくらい迅速に答えを得ることができます。さらに、その作業も表示されます。
「AI を使ってリソースの数を取得し、従業員のステータスに対して棒グラフと円グラフを作成しました。とても便利ですし、数式を介してこの情報を取得する余分な列を作るよりも、ずっと短時間で済みます。」— Kenneth Armstrong 氏、Elevance Health (エレバンス ヘルス)、オペレーション アナリスト
データの所有者はお客様であり、Smartsheet がお客様のデータを使用してモデルをトレーニングすることはありません。Smartsheet の AI 開発をガイドする原則について詳しく知りたい方は、ホワイトペーパーをお読みください。
6 月 4 日に開催予定の AI ツール ウェビナーにぜひご参加ください。このブログを読み終える前に、こちらでご登録ください!
新しいビュー: まったく新しいタイムラインが登場
Smartsheet では AI のストーリーが進化していますが、基本的なものが指針であることに変わりはありません。日々の作業を視覚化し、計画する方法が大幅にアップグレードされます。
作業のタイムラインをすばやく簡単に管理できる方法が必要だというご意見をいただきました。それを実現する、まったく新しいタイムライン ビューが登場します。タイムラインにより、日付ベースの作業をすばやくグループ化し、重複する成果物を特定し、プロジェクトの進捗を追跡し、計画の全体像をよりよく伝えることができます。タイムライン ビューは、先月末にビジネス プラン以上のすべてのユーザーにリリースされました。
「タイムライン ビューは視覚化ツールの傑作です。大まかなプロジェクト タイムラインをエグゼクティブ スポンサーに提示するのに最適です。フェーズごとにプロジェクトのスケジュールをグループ化し、完了予定時間を明確に把握することが簡単にできます。」— Samuel Mueller 氏、Memorial Health (メモリアル ヘルス)、プロジェクト ビジネス アナリスト
これだけではありません。非常に多くのお客様が、アジャイル ワークフローを使用して作業を完了させています。なぜなら、このワークフローによってスピードと可視性が得られ、関係者のエンゲージメントが容易になるからです。カンバン ボードはこれらのメリットの一部を引き出す最もシンプルな方法です。Smartsheet の新しいボード ビューはカンバン ボードの力をすべて備えていますが、さらに優れています。自動保存、より簡単な編集、画像拡大、レーンごとのスクロール、リアルタイム更新などの機能が追加されました。ボード ビューは現在、Early Adopter プログラム (EAP) のメンバーが利用でき、2024 年 7 月末までにすべてのユーザーに提供されます。
新たに登場したビューをいち早く利用したい方は、このブログを読み終える前に EAP にサインアップしてください。
これらのアップデートに加え、さらに一新された外観もお届けします。ダッシュボードの最大サイズを拡大し (2024 年 6 月末までに完全に展開)、新しい色テーマをリリースしました。ご存知のように、データの量が多すぎると、重要な情報を見逃してしまう可能性があります。さらに大きくカラフルになった新しいダッシュボードでは、数回クリックするだけで、ダッシュボードに個性と専門性を一瞬で反映させることができます。
Resource Management: Smartsheet のリソース データを自動化し、活用する
Smartsheet では、Resource Management の 2 つの機能をさらに強化することにより、誰がいつ何に取り組んでいるのかを把握し、管理する方法を簡素化することに尽力しています。これらの機能は、前四半期に発表した作業量の追跡機能に基づいており、リリース以来、すでに 3 万件のプロジェクトで有効化されています。
まず、時間と料金、使用状況、予算、経費などのリソース データを Smartsheet でレポートおよび視覚化するために必要だった、手動の手順が排除されます。このデータをカスタマイズ可能なレポートやリアルタイムのダッシュボードに表示させることで、予算の不一致を評価する場合でも、戦略的プランニングを合理化する場合でも、管理に携わる方々は貴重なインサイトを簡単に引き出すことができます。
次に、プロジェクトの作業の特定の段階や種類を Resource Management にマッピングすることで、リソースの詳細が追跡できるようになります。これにより、フェーズ固有の成果物、予算、時間の実績に関する詳細なインサイトが得られるため、レポートが改善されます。
「Smartsheet の新しい Resource Management のレポート機能は、チームの働き方を変える可能性を秘めています。私のチームは、グラフの複製に何時間も費やす代わりに、インサイトを発見したり、データ内の傾向を特定したりすることに集中できます。Smartsheet の Resource Management レポートで反復タスクを処理することで、分析を強化し、情報に基づいた意思決定を行うためのより有意義な情報をリーダーに提供することができます。」— Brittany Pampuch 氏、Medtronic (メドトロニック)、イノベーション ラボ、ポートフォリオ マネージャー
この 2 つの機能は、Smartsheet のビジネス プランまたはエンタープライズ プランのお客様で、2024 年 7 月末までに Resource Management by Smartsheet も購入された方にご利用いただけます。
私からのメッセージは以上です。皆様からのご意見をお待ちしております。Smartsheet コミュニティでご意見をお寄せいただくか、製品に関するフィードバックやアイデアを送信してください。製品チームのこの勢いは続きます。次の四半期の新機能をお伝えするのが楽しみです!
それではまた。
ベン・カニング (Ben Canning)
製品体験部門担当シニア バイス プレジデント