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Smartsheet フォワード 2024 年第 3 四半期: 重要な作業のために価値と時間を生み出すイノベーション

by Ben Canning

2024年7月30日


Smartsheet コミュニティの皆様、こんにちは。

私たち Smartsheet のチームは新機能と機能強化の開発に取り組んでいますが、ここでそれをお伝えします。これらの製品と機能は、皆様のワークフローを革新し、生産性を高めるように設計されています。今回の Smartsheet フォワードでは、カンバンに着想を得たボード ビュー、AI ツール、堅牢なセキュリティ スイート、リソース データの新しい分析方法など、Smartsheet のラインアップに新しく追加されたアイテムをご紹介します。これらのイノベーションは、進化を続ける今日のビジネスのニーズを満たすべく、それぞれ細心の注意を払って作成されており、洗練されたデザインと強力な機能が組み合わさっています。では、新機能を詳しく見ていきましょう。

カンバンに着想を得たボード ビューで、プロジェクトを順調に進める

A project plan is displayed in Smartsheet board view, modeled after Kanban boards. Task cards are organized by assignee and include images and due dates.

アジャイル環境で作業する場合でも、またはビジュアルによって作業したい場合でも、Smartsheet の新しいボード ビューを活用することで日々の作業が一変します。カンバン ボードをモデル化したこのビューにより、タスクのステータスを明確に可視化できるため、進行中のタスク、完了済みのタスク、次に予定されているタスクを一目で確認できます。

タスクをレーンで整理する、進捗状況を表示する、あるいはレーン間で作業をドラッグして割り当て直すなど、Smartsheet ではスプリントの計画、製品ロードマップの管理、およびタスク完了までの追跡を新たな方法で行うことができます。さらに、タスクのネスト化、サブタスクの追加、タスクの優先順位の変更、またはステータスと詳細の変更も可能です。次のプロジェクトでぜひお試しください

「ボード ビューは Smartsheet プラットフォームのエキサイティングな追加機能であり、素晴らしいの一言に尽きます。編集内容がライブでリアルタイムに更新されるため、変更内容を確認するために保存ボタンを押す必要がなく、個々のレーンをスクロールできる点も気に入っています。弊社のシートには大量のカードが格納されがちなので、とても役に立っています。」— Nick Stafford 氏、Martin Brower of Canada (マーチン ブロワー オブ カナダ)、トレーニング、システム、プロセス担当チーム リード

今回追加されたボード ビューなど、Smartsheet で作業を管理する方法は多数ありますが、先日リリースされたタイムライン ビューもその 1 つです。タイムライン ビューはマーケティング キャンペーンや新製品の発売など、日付に基づく作業を可視化するのに適しています。そこに便利な新機能を追加し、2 つの日付列を用いる通常の手順に加えて、日付列が 1 つしかないシートでもマイルストーンのみのタイムライン ビューを表示できるようにしました。近い将来、タスクにファイルを添付したり、作業についての会話を 1 か所で行ったりすることができるようになります。

新しいビューをリリースするたびに、最高の仕事をするためのツールがさらに増えます。簡単にビューを切り替え、お好みの方法で柔軟に作業を進めることができます。

AI に尋ねるだけで、その場でサポート 

昨年以来、誰もが有意義な変化を起こせるようにするという弊社のミッションの中心に生成 AI があります。AI が引き出す可能性により、Smartsheet プラットフォームを使用して次のことが可能になると、私たちは考えています。

  • ビジネス上の問題に取り組む: Smartsheet の AI によって、技術面の心配をせずにビジネスの成果に集中できます。
  • チームの生産性を大幅に向上させる: Smartsheet の AI を活用することで、反復的な手作業に費やす時間を減らし、効率を高めることができます。
  • インサイトを素早く取得する: ポートフォリオ マネージャーでも COO でも、作業データから実用的なインサイトを引き出せます。

皆様が必要とするものを日常的な言語で理解し、作業についてのインサイトを提供する会話型 AI ツールを、弊社は導入しました。ユーザーは高度なトレーニングを受けなくても、優れた能力を発揮できるようになります。運用開始以来、エンタープライズ プランのお客様の半数が、数式、テキスト、および一時的に用いるグラフやメトリックの生成に Smartsheet の AI ツールを活用しています。また 6 月には、プレミアム サポート パッケージの一部として「AI のサポートを受ける」ツールの運用が始まっており、ユーザーはワークフローを離れることなく、Smartsheet に関する質問の回答を得られます。 

In a Maintenance Issue Tracker, a user utilizes the Smartsheet 'analyze data' AI tool to understand the status of items due in May.

「私が気に入っているのは、探している内容を入力するだけで、必要なインサイトをデータから自動的に得られる点です。数式を作成することなく、上司に素早く数字を伝えられます。」— Deborah L. Richardson 氏、Dartmouth Hitchcock Medical Center (ダートマス ヒッチコック メディカル センター)

次いで弊社は、会話の要約、コンテンツ自動化ワークフローの作成、および大規模なテキスト生成を行う AI 駆動型ツールの構築を進めており、反復的な作業を減らしてチームがより多くのことを達成できるようにします。さらに、データのポートフォリオ全体から数式やグラフをより簡単に生成できるようにします。それにより、マネージャーや経営陣は簡単な質問をするだけで作業のステータスに関する全体像を得られます。

柔軟で安全なアクセス管理

今日のダイナミックなデジタル環境では、安全で正確なユーザー アクセス制御が必須です。セキュリティの強化と、管理に要する作業量の軽減を実現すべく、弊社はユーザーの役割とアクセスの管理を自動化し、アセットをきめ細やかに制御できるようにする 2 つの新機能を、今後数か月の間にリリースする予定です。

これらの改善により、次のようなシナリオがずっと簡単になります。財務部門のプロジェクト マネージャーである Jade が、マーケティング部門のオペレーション リードという新しい役割に移るとしましょう。現時点では、すべての財務アセットへのアクセスを手動で削除し、マーケティング アセットへのアクセスを付与する必要があります。ID プロバイダー (IdP) が管理するアクセスを使用すれば、これがより簡単になります。

Smartsheet 内で役割 (財務プロジェクト マネージャーなど) を定義することで、特定の Smartsheet アセットへのアクセスと許可を、これらの役割を基に IdP を介して直接割り当てることができます。役割が変わった場合、Smartsheet は以前の役割に関連付けられているアセットへのアクセスを自動的に取り消し、新しい役割の許可を付与します。既存の IdP を通じてこのすべてをシームレスに管理できるため、全体的な安全性が高まり、手間が省けます。

アセットの制御をきめ細かく行うために、「マネージャー」という新しい許可セットをプラットフォーム全体で段階的に導入します。これは、シート内における編集者 (共有可) と管理者の役割のギャップを埋めることを目的としています。多くのお客様から寄せられたご意見によると、列の表示/非表示、シートの列プロパティの変更、自動化された承認ワークフロー リクエストの作成など、編集者の役割に含まれない機能をチーム メンバーが実行できることが求められています。ただしそうしたメンバーは、アセット管理者のような完全なアクセスを必要としません。

マネージャーという新しい許可セットは、そのバランスをとるうえで最適です。高度なデータ処理とプロジェクト管理に不可欠な許可を提供する一方で、機密性が高い管理の制御と設定は管理者だけが行えます。

人と作業に関するさらに詳細なインサイト

6 月、弊社はまったく新しいリソース データの分析機能を導入しました。Smartsheet の詳細レポート機能を使用すると、既成のレポートやダッシュボードとともに、Resource Management のデータをシートに直接取り込めます。リソース データをコストや請求レートといったその他の情報と組み合わせることで、収益性を計算したり、複数のレベルのグループ化、サマリー値、カスタム並べ替え、および列を用いてカスタム レポートを作成したりすることができるようになりました。既成のダッシュボードにチャートとグラフが読み込まれ、好みに合わせて調整できます。さらに、新しいビュー制御によってキャパシティ ビュー (スケジュール タブから確認可能) が強化されました。カスタム フィールドとプロジェクト タイプを用いてさまざまなシナリオをモデル化することにより、リソースと潜在的な投資の組み合わせを選択し、それらのモデルを保存して簡単に比較できます。

7 月末、弊社は要望の多かったプロジェクト シートとのフェーズ接続機能を、Early Adopter プログラムのお客様向けに展開しました。これにより、プロジェクトの特定部分の時間と予算について、割り当て、追跡、レポートを実行できるため、柔軟性が高まり、より詳細なインサイトを得られます。この機能は、2024 年 10 月末までにすべてのお客様が利用できるようになる予定です。また、割り当てについても既定の割り当てを自動的に適用することで、作業の割り当てが簡単になります。これらの改善は、作業量追跡機能 (ビジネス以上のプランに含まれています) と、プレミアム機能である Resource Management by Smartsheet アドオンの両方に適用されます。

製品に関するアイデアをお聞かせください

私からのメッセージは以上です。皆様からのご意見をお待ちしております。製品に関するフィードバックやアイデアを提供したり、同僚の方々が共有したアイデアについて投票を行ったりすることで、ご意見をお寄せください。10 月 8 日から 10 日までシアトルで開催される ENGAGE カスタマー カンファレンスで皆様にお会いし、次の四半期とそれ以降の予定をお伝えするのが楽しみです。

それではまた。
ベン・カニング (Ben Canning)
製品体験部門担当シニア バイス プレジデント