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ノーコード エンタープライズを成功させる 5 つの鍵

by Gene Farrell

編集者による注: この記事では、Smartsheet の最高戦略・製品責任者であるジーン・ファレル (Gene Farrell) が、Smartsheet Advance の詳細と、Smartsheet Advance がノーコード エンタープライズ時代に組織の成功に役立つ理由について説明します。

本日の ENGAGE: ALL IN の基調講演で、ノーコード エンタープライズという考えを紹介しました。ノーコード エンタープライズでは、誰もが現代の仕事のペースを維持し、ビジネスに大きな影響力を持つことができます。また、Smartsheet Advance も発表しました。これは、Smartsheet プレミアム機能のパッケージ方法を刷新して、ノーコード エンタープライズを簡単に構築および実現できるようにするものです。

Smartsheet Advance について

Smartsheet Advance は、Smartsheet プレミアム機能のパッケージ方法を刷新して、ノーコード エンタープライズを簡単に構築および実現できるようにするものです。では、どのように機能するのでしょうか? 

現在、ほとんどのお客様は、Smartsheet の主要な作業管理プラットフォームを使用するとき、まずビジネス プランのライセンスまたはエンタープライズ プランのライセンスを取得します。これらのプランには、プロジェクト管理、プログラム管理、プロセス管理、プロジェクトの取り込み、共同作業、自動化、コンテンツ管理、ダッシュボードとレポートを使用した役員向けの可視性など、ダイナミックな作業向けの主要な機能が含まれています。

また、エンタープライズ プランをご利用のお客様は、WorkApps を使用して、簡単に操作できる Web アプリやモバイル アプリを数分で構築する機能を引き続きご利用いただけます。シングル サインオン (SSO)、合理化されたログイン認証方法、ユーザーとグループの管理を簡単にするディレクトリ統合、外観と操作性の一貫性を確保するブランド アイデンティティ管理とカスタム メール ドメインも利用できます。

プレミアム機能を使用してソリューションを拡張する準備ができたら、Smartsheet Advance の次の機能を利用できます。

  • Control Center を使用した大規模なプロセス管理
  • Dynamic View を使用した安全なリクエスト管理
  • データ接続を用いた、Jira や Salesforce などの記録システムとの統合
  • Bridge を使用してプラットフォーム全体でビジネス プロセスを自動化するインテリジェントなワークフロー
  • 24 時間体制のモニタリング、物理的なセキュリティ、データの暗号化、ユーザー認証などマルチレベルのセキュリティ
  • 管理センターを使用した強力なガバナンスと管理機能

Smartsheet Advance は Smartsheet のリソース管理およびデジタル資産管理とシームレスに連携するように設計されています。これによりお客様は、10,000ft by Smartsheet を使用してスキルベースのリソース管理を展開し、Brandfolder を使用してデジタル資産のライフサイクル全体を管理できるようになります。

Silver、Gold、Platinum という 3 つのレベルの機能バンドルを備えた Smartsheet Advance は、ノーコード エンタープライズの構築に向けたプロセスの各段階でお客様のニーズを満たせるように設計されています。 

  • Smartsheet Advance Silver にはプレミアム製品の大部分が含まれています。Silver を利用するお客様は、大規模なプロセス管理およびプログラム管理、データ インポートの自動化、リクエスト管理、ターゲットを絞ったデータ アクセスなど、さらなるユースケースに対応できます。
  • Smartsheet Advance Gold には、Silver で提供されるすべての機能に加え、インテリジェントなワークフローとコネクタが含まれています。Gold を利用するお客様は、Smartsheet を別の記録システムに接続できます。
  • Smartsheet Advance Platinum には、Silver と Gold で提供されるすべての機能に加え、Smartsheet で業務を遂行しながらコントロールと保護を強化する必要のある企業向けに、高度なコンプライアンス、セキュリティ、ガバナンス制御が含まれています。

成功に必要な 5 つの鍵

Smartsheet Advance をリリースした理由は何でしょうか?何千人ものお客様との会話から 5 つの重要なテーマが明らかになりました。本日は、それを紹介したいと思います。個人や組織としてノーコード エンタープライズの構築に向けたプロセスを開始するときは、以下に挙げる成功に不可欠な要素について考えてください。また、Smartsheet が最近リリースした、構築に役立つ機能についてもご確認ください。

1. モダンで魅力的なエクスペリエンスを提供する

関係者全員の積極的な参加がなければ、ビジネス プロセスは成功しません。そのため私たちは、Smartsheet のエクスペリエンスを最新化し、これまで以上に魅力的なものにするために、多額の投資を行っています。

4 月には、刷新されたユーザー エクスペリエンスの提供に向けて第一歩を踏み出し、Smartsheet の新しいエクスペリエンス変更の背景にある考え方とともに、皆さまに紹介しました。 

また、ソリューションの構築担当者たちから、関係者に参加してもらうにはソリューションを簡単にパッケージ化できる方法が必要だという話を聞きました。そこで、コード不要のアプリケーション ビルダーである WorkApps を開発しました。WorkApps を使用すると、コードを 1 行も書かずに簡単に操作できる Web アプリやモバイル アプリを数分で構築できます。

今年初めにこの機能がリリースされて以来、Smartsheet のお客様は 3 万を超える WorkApps を構築して、業務の効率化と共同作業の簡素化を図りました。


お客様がどのように WorkApps を使用しているかについては、Smartsheet の記事「Smartsheet のお客様が WorkApps を使って仕事をしやすくする 4 つの方法)」をご覧ください。


2. 組織全体で実行する

次に必要になるのは、組織全体で実行する能力です。業務を営む場所とノーコード エンタープライズの構築が必要な場所で、導入するツールとプラットフォームを使用できることを確認する必要があります。これは Smartsheet が何年も前から投資を続け、以下を基盤に推し進めている分野です。

  • Control Center では、標準コンポーネントを使用して新しいプロジェクトやプロセスを自動的に設定したり、ワークフローやレポート作成機能を簡単に自動化したり、グローバル更新でポートフォリオ全体を更新したりすることができます。
  • Dynamic View を使用すると、迅速な業務遂行に必要な共同作業を妨げることなく、共有される情報を簡単に制御でき、組織全体で安全なリクエスト管理が可能です。
  • 10,000ft のリソース管理機能は、従業員に関するリアルタイムの可視性とインサイトを提供し、チームやプロジェクト全体の人材管理方法を一変させることができます。
  • BrandfolderNo.1 デジタル資産管理 (DAM) システムで、クリエイティブ資産の管理や配布に役立ちます。また、Brandfolder が Smartsheet に直接統合されたため、すべてのデジタル コンテンツの格納、共有、追跡がかつてないほど簡単になりました。
  • Baselines では、プロジェクト計画に対するチームの進捗状況を追跡できます。Baselines を使用すると、プロジェクト所有者は計画日と実際の日付を簡単に対応付けして、プロジェクトのポートフォリオ全体の中で、計画から逸脱しているものをすばやく特定できます。
  • Data Shuttle は、Smartsheet から簡単にデータを引き出したいというお客様からの要望にお応えするために、次世代の Data Uploader として先月リリースされました。Data Shuttle を使用すると、ほかのプラットフォームから Smartsheet にデータをアップロードし、そのデータをプラットフォームにエクスポートして戻すことができるため、一元化された信頼できる情報源を作成し、自信を持ってリアルタイムの意思決定を行うことができます。
  • 今年後半にリリースされた Smartsheet ワーク インサイトは、ビジネス データを自動的に分析し、厳選されたメトリック一式を提供します。プロセス所有者やプロジェクト所有者は、このメトリックを使用して、プロセスやプロジェクトにかかっている時間、ほかのグループより業績の良いグループ、主要なメトリックが時間の経過に応じて変化している様子を示す時系列を迅速かつ容易に把握できます。ワーク インサイトを使用すると、データを探す時間を減らし、データを分析する時間を増やすことができるため、さらに深いインサイトを得て、最終的にはデータに基づく迅速な意思決定が可能になります。 
  • 最新のワークフロー マネージャーでは、自動化されたワークフローを作成および管理するためのエクスペリエンスが刷新されています。詳細は近日中に発表します。

3. エンタープライズクラスの管理とセキュリティが必要である

企業の情報を保護するには、エンタープライズクラスの管理、セキュリティ、コンプライアンス、およびガバナンスの機能が必要です。 

Smartsheet プラットフォームは、データを保護し、ユーザー アクセスを制御して組織内外で安全に情報を共有できるよう、厳格なセキュリティ要件とプロトコルに従って一から構築されています。そして本日、セキュリティ、ガバナンス、コンプライアンスの新しい機能を発表しました。McAfee (マカフィー) との提携、データ保持コントロール、Smartsheet リージョンなど、お客様のためにさらに多くのことを実現できます。


発表内容の詳細については、Smartsheet の記事「ENGAGE: ALL IN からの新しいセキュリティ、ガバナンス、コンプライアンスに関する発表)」をご覧ください。


4. 幅広いエコシステムとつながる

スタック全体にソリューションを構築するには、エンタープライズ ワークフローの幅広いエコシステムと緊密な統合機能を備えたプラットフォームが必要です。Smartsheet では Adobe (アドビ)、Atlassian (アトラシアン)、McAfee (マカフィー)、Salesforce (セールスフォース)、ServiceNow (サービスナウ)、Workday (ワークデイ) などの業界をリードするプラットフォームや、Box、Dropbox、Google Workspace、Microsoft 365、Microsoft Teams、Slack などの幅広く利用されている生産性向上ツールとの統合を実現しています。

本日、Smartsheet が取り組んできた、以下の新規および拡張した統合を発表しました。

  • DocuSign: ドキュメント ビルダーで本日から利用できます。DocuSign との統合により、ドキュメントの作成、署名のための送信、署名状況の追跡をすべて Smartsheet から行うことができます。
  • Lucidspark: Lucidspark はクラウドベースのバーチャル ホワイトボードです。Lucidspark Cards for Smartsheet の統合では、アイデアを出し合い、そのアイデアを自動的に Smartsheet のタスク、成果物、プロジェクト計画に変換して、形にすることができます。
  • UIPath: UIPath により、Smartsheet をご利用のお客様はシートや行の更新、添付ファイルへのアクセス、コメントの更新などを自動化し、ほかの生産性システムから更新情報やデータを自動的に収集できるようになります。 

また、Bridge by Smartsheet との統合も新たに追加しました。Bridge を使用すると、コードを書かなくても、プラットフォーム全体でビジネス プロセスを自動化するインテリジェントなワークフローを簡単に構築できます。

  • Google 翻訳を使用すると、ほかのシステムのテキストを翻訳するワークフローを構築できます。 
  • Accuweather を使用すると、天気予報や警報を計画システムに自動的に組み込むことができます。 
  • FedEx は出荷ステータスの自動更新を可能にします。
  • 近日リリースされる ServiceNow 統合では、ServiceNow のインシデントが作成、更新、削除されたときにトリガーされるワークフローを構築できます。 

5. 信頼できるパートナーとともに成長する

最後に、信頼できるパートナーが必要です。信頼できるパートナーとは、一緒に働きやすく、組織全体のユース ケースをサポートする能力があり、あなたがビジネスの目標を達成するのを支援するために絶えず革新しているパートナーです。Smartsheet は常にお客様の声に耳を傾け、お客様の成功に必要な機能を提供できるよう努力しています。ですから、本日は新機能および Smartsheet Advance について紹介できることを、とてもうれしく思っています。  

この新しいサービスが現在そして未来のお客様にもたらす意味を考えると、本当にワクワクします。会社をノーコード エンタープライズに変えるために Smartsheet と Smartsheet Advance がどう役立つかについては、smartsheet.com/launch をご覧ください。