プロジェクト管理における女性
職場における性別の多様性について探る 5 つのパートからなるシリーズです。
リンダ・ヘンリー (Linda Henry)
プロジェクト管理における女性
職場における性別の多様性について探る 5 つのパートからなるシリーズです。
リンダ・ヘンリー (Linda Henry)
パート 1
ジェンダー インクルーシブな Smartsheet で共同作業の文化を促進する
チームメンバーのサポート、リーダーシップへの信頼、何かを変えられるという感覚。これらに形はありませんが、従業員に自分が良い職場にいると感じさせるものです。もちろん、優れた福利厚生、教育給付、自宅からのフレックス勤務の方針、ワーク ライフ バランスへの責任も、企業データ比較サービスを運営する Comparably (コンパラブリー) が Smartsheet をインクルーシブで公平な職場文化を持つ Best Companies for Women in 2021 (女性が働きやすい企業 2021) の 1 社として挙げた理由ではありました。しかし、この記事に登場する Smartsheet の 8 人の女性社員に話を聞くと、そうした形のない利点が際立っていました。
さまよう者すべてが道に迷っているとは限らない。
遠回りにキャリアを積む
この女性たちには魅力的な特徴があります。Smartsheet に入ってプロジェクトおよび製品管理の職務に就くまでに、全員が遠回りにキャリアを積んできたということです。これは、そう考える人もいるかもしれませんが、働く女性に限っての話ではなく、現代の専門職、特に今、化学、技術、工学、数学の分野でキャリアを積む女性に共通する特性であることが判明しています。誰しも若い頃に「大きくなったら何になりたい?」と尋ねられたことがあるでしょう。多くの場合、そうした子供の夢は現実的な理由で横に押しやられました。これらの女性の場合、コース取りはより状況的であるようです。自分のキャリアを進み始めたときには、急激な技術シフトで機会が生じるとは想像できませんでした。良いタイミングで良い場所にいたことが状況を変え、興味が湧き、与えられた機会を探究したと言う人もいました。こうした探究は、多くの国や、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語、ロシア語、C++、Java を含むさまざまな言語の読み書き能力に及びました。これらの女性に共通しているのは、タスクを整理し、複数の活動を追跡し続け、数多くの分散されたチームをまたいで共同作業できる能力です。このすべての属性が、こうした機会につながりました。その仕事が得意なのも当然です。
それでは話を聞いていきましょう。
ジェニー (Jenny) はシアトルで生まれ育ちました。ゴンザガ大学に通い、フィレンツェとスペインに留学して、そこで人と文化を学ぶことや共に働くことに強く惹かれました。数年間、Microsoft (マイクロソフト) で働いた後、B2B スタートアップ企業の職に就きました。そのスタートアップ企業では、イベント、市場管理、プロジェクト管理の仕事をしました。2010 年、シンガポールに移住して現在の Blackberry (ブラックベリー)、旧 Research in Motion (リサーチ イン モーション) で勤務し、東南アジア向け新製品の発売を支援しました。そして娘が幼いうちに、家族ともさらに交流できる米国に戻りました。Smartsheet に入社したのはこのときでしたが、当時は従業員約 30 人の小さな会社でした。
インド出身のレカ (Rekha) は大学で学ぶために米国に来ました。コンピューター サイエンスと工学の博士号を取った後、ソフトウェア エンジニアとしてキャリアを開始しました。顧客とやり取りして顧客の問題を解決することが好きだということに気付きました。技術系キャリアを持つ多くの人と同様に、スタートアップ企業に強く関心を持ち、シアトル地域のいくつかのスタートアップ企業で働き、自分でも立ち上げに挑戦しました。Smartsheet に入社したのは 2018 年ですが、これは会社の株式上場直後のことです。製品と使命に興味を持ち、今は製品管理のリーダーシップの役割を担っています。
ルル (Lulu) は考古学的手法の学位を取っていますが、大学卒業後はオンライン ビデオと Web 制作のインターンシップを受けました。そこから映画スタジオの PR の業務、次にイベント制作、大手小売業者の CMS 強化の業務と続けた後、ソーシャル メディア編集の職務に就きました。こうしたキャリア転換を通して、プロジェクト マネージャーになりたいと考えました。Smartsheet で取り組んでいるのがそれであり、デジタルおよび Web プロジェクトの管理に焦点を合わせています。
ジェニー (Jennie) は英文学の学位を取ってウェズリアン大学を卒業し、非営利団体 The Innocence Project (イノセンス プロジェクト) での刑事司法改革からキャリアを始めました。その後、USAID (米国国際開発庁) の請負業者でグローバル ヘルス サプライ チェーンの業務を行いました。最終的に、ワシントン D.C. から西海岸に移り、プロジェクトおよびイベント管理のさまざまな職に就きました。プロジェクト マネージャーとしてのスキルを使えば幅広い業界で迅速にキャリアを伸ばせることに気付き、自分の適所を見出しました。リクルーターから Smartsheet に関して連絡があり、請負業者として仕事を始め、その 6 か月後にフルタイムの従業員になりました。活動範囲が広がっていくのと同時に、ソフトウェアがスタートアップ企業や非営利団体、そしてヘルスケアのような業界に永続的な影響を与えることに刺激を感じ続けています。
ローラ (Laura) は国際政策の修士号を持っています。ワシントン D.C. で 8 年過ごした後、空軍次官補のために働く連邦政府職員としての職務から方向を転換し、キャリアを大きく変えることにしました。政府の仕事では、プログラム マネージャーおよび議会予算の連絡係として、国防総省の財務およびロジスティクス エンタープライズ システムの近代化を手伝っていました。これには、プログラムの資金調達を受けて管理するために、リスクを特定することや、何がうまくいっているかを透明化することが含まれました。政府部門を理解したいという情熱に気付いた後、今度は民間部門の技術分野に行きたいと考えました。そして、Smartsheet 製品に興味を持ち、感銘を受けました。Smartsheet にはプロジェクト マネージャーとして入社し、マーケティングのコンテキストでプロジェクト管理スキルを使い、成長させられることを楽しんでいます。
ブリアン (Brianne) は大学を出てからセールス分野でキャリアを開始しましたが、立ち戻って自分が好きなものを考え、自分の情熱は顧客の幸せと成功を確保することにあると気付きました。Smartsheet で働く友人がいたので、2017 年に Smartsheet のカスタマー サクセスの仕事に応募しました。これは、他のチームと協力して、幅広い顧客と知り合う良い機会です。Smartsheet での 4 年間で、中小規模の商業小売業者から大規模なヘルスケアとライフ サイエンス系のエンタープライズまで広く顧客と協力しました。この 2 月にはブランド アクティベーション チームに参加し、Seattle Kraken (シアトル クラーケン)、Climate Pledge Arena (クライメット プレッジ アリーナ)、Special Olympics (スペシャル オリンピックス) とのパートナーシップを強化するプロジェクトに楽しく取り組んでいます。
ビジネス マーケティングの学位を取得した後、ビクトリア (Victoria) は小さなコンサルタント会社でキャリアを開始しました。そこではいろいろな仕事をしてキャリアを伸ばすことができました。複数のコンサルティング代理店でプロジェクト マネージャーおよびマーケティング インテグレーターとして過ごした後、2019 年に幅広い代理店経験とともに Smartsheet に移りました。マーケティング プロジェクト マネージャーとして勤務を始めた後、ブランド管理チームに異動しました。
キャサリン (Catherine) はフランスで生まれました。英語とスペインを学びながら、副専攻としてビジネスを、二重専攻でドイツ語言語学と 3 か国語翻訳を学びました。卒業後は、イギリスでフランス語とドイツ語を教えてから、パリの米国企業で一定期間働いた後、ドイツに移って大規模な日本の運送会社で働きました。キャサリン (Catherine) は米国に移るとローカリゼーションの仕事を探し、Microsoft (マイクロソフト) でスキルを磨きました。そして、RealNetworks (リアルネットワークス) のゲーミング ビジネス グループである RealArcade (リアルアーケード) に国際プロジェクト マネージャーとして入社しました。
少女向けカード ゲームを制作するゲーミングのスタートアップ企業に移ったわけですが、彼女の 2 人の娘は非常に若く、製品の理想的なオーディエンスだったので、これはぴったりでした。パリのゲーム雑誌出版社やイギリスなどのさまざまな出版社と共同作業を行いました。アーティスト、著述家、出版社との有意義な仕事を通じて、創造的なプロセスを学びました。2008 年の金融危機に襲われたとき、キャサリン (Catherine) はコンサルティングを探究すると決め、Microsoft (マイクロソフト) でパートタイムで働きました。2014 年に Smartsheet と出会い、8 年前にコンサルタントとして関わってから、正社員として入社しました。現在はローカリゼーション マネージャーとして、エンジニアリングからマーケティングまで、多くの主要グループに渡る役割を担っています。
サポートされている感覚について
2018 年の研究「When She Rises, We All Rise」を含む包括的な調査で、Accenture (アクセンチュア) は、職場における公平性の文化は皆がより高い位置に成長するのに役立ち、イノベーションにつながることを発見しました。これは次に経済的な可能性へと変わるものです。これらの Smartsheet の女性社員は、キャリア強化の観点から見た企業文化の最も重要な側面の一部を明らかにしました。リストの最初に挙がるのが、サポートされ尊重されているという感覚です。
「私は自分には価値があり、信頼されており、自律する裁量が与えられていると感じます。仕事は興味深く、広く受け入れられるものであり、私は影響を与えることができます。」と、ルル・リヒター (Lulu Richter) は言います。
人々が気にかけるのは、仕事が行われていることです。「代理店の仕事では ROI を高めることが重要であり、影響を与えることはそれほど重要ではありませんでした。ここでは非常に価値があるように感じます。」と、ビクトリア・リヒテンシュタイン (Victoria Lichtenshtein) は言いました。「本当に皆の情熱が感じられます。私たちは自分たちの価値を信じ、世界をもっと良くしたいと考えています。私たちが行うすべてのことは、ユーザー中心であり、顧客の目標が何であれ、その成功に向けて顧客を力づけるように設計されているべきだという信念を共有しています。私たちはそこを目指しているのです。」
「Smartsheet では、意義のある変化を促す力を与えられているように感じます。」と、レカ・ラグー (Rekha Raghu) は言いました。「私たちは共同作業を行っているという強い気持ちを抱いていて、使命を共有しています。コーチングとメンターシップにより、互いに助け合います。私たちの会社は大きくなりましたが、結束の強いコミュニティのように感じます。Smartsheet では、顧客価値と価値の促進、人とのつながり、顧客をチームメイトだと考える視点を重視してきました。」
ジェニー・アイブス (Jennie Ives) は、意見を聞いてくれているのをすぐに感じたと述べました。「この企業は互いの尊重と自律性を基礎としています。リーダーに対する信頼を含め、私たちは多くの信頼に押されて前進しています。9 年間、4 つの企業で働いてきた中で文句なく最高の職場です。」
「特に誇らしいのは、人と文化のリーダーシップです。」と、ローラ・マードック (Laura Murdock) は言いました。「パンデミックの間、リーダーシップは指導力を発揮して、将来の働き方に関する計画と伝達について、思いやりがあるプロの考え方でたくさん考えました。Smartsheet が従業員を第一に考えているのは明らかです。」
キャサリン・プルースミス (Catherine Ploue-Smith) は Smartsheet で 8 年間働いてきました。「この会社が好きで、ソフトウェアが好きで、リーダーシップを信頼しています。私たちは進化を続けているので、次に何がくるのかについて自信を持っています。」扱う範囲は広がっていますが、落ち着きが増し、Smartsheet とやり遂げたい業務に関する自信が大きくなっていると言います。「上司との共同作業はうまくいっていると感じますし、新しい市場への参入は楽しみです。」
ジェニー・グリューニング (Jenny Gruening) は、母親として支えられている感覚に言及しました。「Smartsheet は親を受け入れる企業として良い仕事をしています。私の子供たちは学校が終わるとオフィスに駆け込んできますが、皆、Zoom 会議に子供たちが映るのを歓迎してくれます。私のチームは、お互いに理解してサポートし合っているのです。私がやることはすべて、Smartsheet での経験、価値、コア メッセージを拡張したものです。」
ブリアン・レアード (Brianne Laird) は、Smartsheet の成長と適応がどれほど素晴らしいものだったかを述べましたが、目を輝かせるのは顧客について話すときです。「私たちは顧客ファーストの考え方で顧客を進化させるのが得意です。」アイデアを自由に共有して率直なフィードバックを返す文化と、会社の従業員にとってオフィスの外でつながりを持つことがどれほど一般的であるのかについて話しています。 「従業員は本当に気にかけているのです。私は人のそばにいて、人から学ぶことが好きです。オフィスは、柔軟性の高い創造的な環境でチームをサポートするように設計されており、これがつながっているという感覚を確立する助けになります。」
メンタリング、リーダーシップ、機会
3 月に女性史月間を始めるにあたり、Smartsheet では女性シニア リーダーが登壇するパネル ディスカッションを行いました。デジタル マーケティング担当 VP のミン・ワン (Min Wang) は、キャリア開発についてのアドバイスを示しました。
そして、遠回りのキャリア ジャーニーから、支援を重視する Smartsheet の文化を背景とした製品およびプロジェクト管理の職務へ、さらにはこれらの女性社員が今も達成を願うものへと一回りします。この女性の社会進出はどれも、変革を促し、ボトム ラインを上げる一方、先導し、リスクを取り続け、STEM 分野でのキャリアを求める若い女性を (さらには、もしかするとそういった機会が待っていることを知らない可能性がある女性も) 手助けしたいという文化も生み出しました。
レカ・ラグー (Rekha Raghu) は、自身のキャリアを短距離走ではなくマラソンであると見なしています。チームに力を与え、自分の個人的価値と使命に沿った企業に役立つ影響力を持ち続けたいと考えています。
ジェニー・グリューニング (Jenny Gruening) にとっては、チーム、組織、社内外の個人が活躍できるように力を与えることが重要です。道の続くところならどこにでも進み続けたい、ニッチな分野に留まりたくはないと考えています。
素晴らしい、強い女性に囲まれて刺激を受け、ローラ・マードック (Laura Murdock) は、仕事で全力を出す意欲を持ち、またワークライフ バランスを維持できるのは娘のおかげだと考えます。皆が後ろに付いているという感覚を育む Smartsheet が大好きであり、皆にはリスクを取って重要なものを追い求めてほしいと考えています。
ブリアン・レアード (Brianne Laird) は、以前顧客と協力した経験があるため、パートナーと働くことに喜びを見出しています。Smartsheet パートナーに価値をもたらし、McLaren Formula 1 のスポンサーである Smartsheet 顧客と組むほか、アカウント チームと協力し、PM スキルを使ってクライメット プレッジ アリーナのチケット システムなどのシステムを構築させることが大好きです。また、イベントに好んでボランティアとして参加し、パートナーシップ強化を支援しています。
ビクトリア・リヒテンシュタイン (Victoria Lichtenshtein) にとっては、チーム リーダーとして影響を与えることのほか、優れたメンターであり、他の専門家に対するロール モデルであることが重要です。その最大の目標は、称賛され尊敬されるリーダーになることです。
キャサリン・プルースミス (Catherine Ploue-Smith) は、シアトルにある Women in Localization (ウーマン イン ローカリゼーション) の太平洋北西部支部のイベント マネージャーです。目標には、特定の取り組みに関する共同作業を行うことと、資料を提供すること (おそらくローカリゼーションに尽力する教授として) が含まれています。技術分野の若者向けにはスムーズな道筋が描かれたので、メンタリングを続け、言語、コンピューター エンジニアリング、人工知能が合流する分野での新しいキャリアに伴う継続的な業務を支援していきたいと考えています。
ルル・リヒター (Lulu Richter) はプロセス、長期計画、製品開発について、より戦略的に貢献したいと考えています。
ジェニー・アイブス (Jennie Ives) は、責任ある行動を続け、企業の成長を支援したいと考えています。プロセスを改善することに熱心で、日々の多様性が大好きです。
Smartsheet は、さまざまな人材を受け入れる環境を構築し、顧客の多様なニーズの代弁者でもあるチーム メンバーの多様な意見について、その発信を促し、サポートし、称賛するよう努めています。これらの女性社員がそうしたマインドセットについて証言します。