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Smartsheet Gov のアップデートのご紹介

by Chris Peake

2023年7月20日

弊社の目標は、政府機関チームの皆様が Smartsheet Gov を活用することでより早く安全に、そして大規模に、成果を挙げられるようにすることです。前四半期に、この目標に向けて Smartsheet Gov に実施している投資やアップデートについて最新情報を共有していくことをお約束しました。今回は、今後数か月内に Smartsheet Gov に導入される機能や特徴について詳しくご紹介していきます。これらの機能強化には、政府関係のユーザー様からのご要望が最も多い機能の一部が含まれています。また、政府機関の皆様が安全でコンプライアンス確保に役立つ最新の作業管理プラットフォームを活用できるようにする、という弊社の現在のコミットメントが反映されています。Smartsheet Gov プラットフォームでより多く、より早く作業を実行できるようになると同時に、制御機能が向上することで一層の安心感を得られます。 

弊社は Joint Authorization Board (JAB、合同認定委員会) と密に連携し、これらの変更が FedRAMP 要件に加えて、彼らの厳格なセキュリティ基準とコンプライアンス基準を確実に満たせるように取り組んできました。また、彼らとの連携を今後も継続し、将来のアップデートがこれらの基準や要件を満たし、さらには超えていけるよう努めます。 

Smartsheet の使用状況データという信頼できるソースでガバナンス ポリシーを強化する

政府機関にとってセキュリティとコンプライアンスは非常に重要であり、データの管理方法やユーザーの行動に関する明確なガバナンス ポリシーが求められます。イベントベースのポリシーを維持・強化することもこれに関する重要なポイントであり、そのためには信頼できるデータ ソースが必要です。これこそ、私たちがイベント レポートを Smartsheet Gov の基盤となる機能として優先してきた理由です。政府機関は、このイベント レポート機能を使用して Smartsheet のイベントを既存の CASB や SEIM のプラットフォームに統合し、Smartsheet Gov 内で誰が、何を、いつ行ったかという詳細な情報を確認できるようになります。これにより、管理者は異常な行動を素早く特定、調査して、組織の最も価値ある資産とも言えるデータが既定の枠内で使用されていることを確認できます。 

また、イベント レポート機能を活用することで、主なイベント アクションを追跡し、次のようにユーザーが Smartsheet Gov をどのように使用しているかを可視化できます。

  • 内部でどのようなコンテンツが作成され、共有されているか。 
  • 外部にどのようなデータが共有されているか。
  • どのグループが相互に協力し合っているか。

この情報はセキュリティ ポリシーやガバナンス ポリシーの遵守を確保するうえで役立つだけでなく、この種の透明性によって、ボトルネックを特定し、重要なインサイトに気付くことができます。 2023 年 10 月提供開始。

条件付きロジックで、エラーのない一貫性のあるデータの収集と実行が素早く簡単に

条件付きロジックを使用したフォームでは、他の回答に基づいてフォーム項目の表示・非表示を切り替えることができます。これが、フォームへの入力の時間短縮と質の向上につながります。Smartsheet Gov フォームへの条件付きロジックの追加は、このプラットフォームを開始してから最もリクエストの多かった機能であり、それにはもっともな理由があるのです。このフォームの回答者は関連する特定の質問を進んでいくだけです。自分に該当しない項目に手間取ることがないため、質問により集中して、しっかりと取り組めるようになります。これは次の結果につながると言えます。

  • より多くのフォームが入力される
  • より正確な回答が得られる
  • より時間が短縮できる
  • 回答者は次回も、この機関のフォームに入力する傾向が高まる

フォームの回答者にとってより良い体験を生み出すことは、最終的に Smartsheet Gov ユーザーの体験、結果、影響の向上に繋がります。2023 年 10 月提供開始。

柔軟性と制御機能

当社は、Data Shuttle でワークフローをより使いやすく、より簡単に構築するための新たな機能を導入しています。Data Shuttle は複数のシステムからデータを一元化するための Smartsheet Gov のツールです。シート内でワークフローを作成、管理する新たな方法と、Data Shuttle のインターフェイス内でシートの修正が行える制御機能が新たに加わります。また、ワークフロー ビルダー内でシート列を作成し、名前を変更できる機能を導入することで、ワークフローの構成プロセスの柔軟性を高めています。2023 年 8 月提供開始。

 

Smartsheet Gov には、弊社の発展に伴って数多くの新機能が追加される予定であり、今回は初回アップデートの一部にすぎません。次の第四半期も、予定されているアップデートの詳細をこちらで共有します。 

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よろしくお願いいたします。 
クリス・ピーク (Chris Peake)、最高情報セキュリティ責任者兼セキュリティ担当シニア バイス プレジデント