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リーダーとして成長するために読むべき 10 冊

by Kara Hamilton

編集者注: Smartsheet は、皆様が生産性を向上させて大きな成功を収めるためのお手伝いをしたいと考えています。この記事では、Smartsheet の最高人材・文化責任者のカーラ・ハミルトン (Kara Hamilton) が、プロフェッショナルとしての成長や、リーダーとしての能力向上に役立つお勧めの書籍を紹介しています。

私は本を読むのが大好きです。私にとって読書は、人間として、またプロフェッショナルとしての成長に欠かせないものです。読書は日々の仕事から離れた成長や学びの機会であり、私たちのキャリアを新たな方向へ、また新たな高みへと導いてくれます。私はゆっくり本を読む時間がないときも、通勤中にオーディオブックやポッドキャストを聴いています。 

以下でご紹介するのは、私が一個人として、またリーダーとして成長するうえで役立った、心に残るお気に入りのノンフィクションです。その内容は、人間としての成長に関するものから、時間を有効活用する方法、隠れた偏見が私たちの思考に及ぼす影響まで、多岐にわたっています。これらの本が、皆様にとっても興味深く刺激的なものであれば幸いです。

1.『Dare to Lead: Brave Work. Tough Conversations. Whole Hearts』ブレネー・ブラウン (Brené Brown) 著 

仕事上の人間関係やリーダーシップをテーマとする私の愛読書『Dare to Lead』には、私たちが獲得すべき勇気が述べられています。仕事の枠組みの中で、私たちが互いにつながり、説明責任を果たし、共感力を身に付けることの重要性を取り上げたこの本は、緻密な研究に基づいており、現実的で、ユーモアにあふれています。

「勇気を獲得するためには、弱さと向き合うことが必要です。」

ブレネー・ブラウン (Brené Brown)、『Dare to Lead』より引用

2.『Radical Candor: How to Get What You Want by Saying What You Mean』キム・スコット (Kim Scott) 著 

Radical Candor』の著者であるキム・スコット (Kim Scott) 氏は、Smartsheet が講演者シリーズの一環として招いた最初の講演者で、Smartsheet の文化は同氏のコミュニケーション フレームワークを基盤としています。この本では実践的な戦略と啓発的なストーリーが、思いやりとユーモアをもって述べられています。

「人間関係は仕事の核となるものです。もしあなたが強力な人間関係がなくても『上司としての責任を全うできる』と考えているならば、考えが甘いと言わざるを得ません。」

キム・スコット (Kim Scott)、『Radical Candor』より引用

3. 『168 Hours: You Have More Time Than You Think』ローラ・ヴァンダーカム (Laura Vanderkam) 著 

168 Hours』は私の心に残っただけでなく、時間に対するアプローチを根本的に変えてくれました。この本の内容を数語で要約すると「自分で選択する」となります。

「自分が最も得意なこと、最も満足感が大きいことに集中すれば、時間は十分にあります。」

ローラ・ヴァンダーカム (Laura Vanderkam)、『168 Hours』より引用

4.『Blindspot: Hidden Biases of Good People (邦題: 心の中のブラインド・スポット: 善良な人々に潜む非意識のバイアス)』マーザリン・ R. バナージ (Mahzarin R. Banaji) 著

マーザリン・ R. バナージ (Mahzarin R. Banaji) の『Blindspot (邦題: 心の中のブラインド・スポット)』は、私たちの心に潜むバイアスをテーマとする興味深い本で、バイアスが生じる理由や、バイアスによって私たちの思考がどのように形成されるかがわかりやすく説明されています。バナージ博士も講演者シリーズのゲストとして、2018 年に Smartsheet を訪問されました。

「私たちの心に忍び込んだバイアスは、特定の社会集団の構成員に対する私たちの行動に影響を及ぼす可能性があるにもかかわらず、私たちはその影響に気づいていません。」

マーザリン・ R. バナージ (Mahzarin R. Banaji)、『Blindspot (邦題: 心の中のブラインド・スポット)』より引用

5. 『10% Happier: How I Tamed the Voice in My Head, Reduced Stress Without Losing My Edge, and Found Self-Help That Actually Works - A True Story (邦題: 10% HAPPIER: 人気ニュースキャスターが「頭の中のおしゃべり」を黙らせる方法を求めて精神世界を探求する物語)』ダン・ハリス (Dan Harris) 著

10% Happier (邦題: 10% HAPPIER)』は瞑想のハウツー本ではなく、懐疑論者による愉快でパーソナルなマインドフルネスへの道程が語られています。  ハリス (Harris) 氏は 1 日 5 分の瞑想で幸福度が 10% 高まると提唱しています。これはお得な感じですね。

「私の経験では、瞑想をすると幸福度が 10% 高まります。もちろんこれは科学的根拠のない見積もりです。とはいえ投資効果は悪くありません。」

ダン・ハリス (Dan Harris)、『10% Happier (邦題: 10% HAPPIER)』より引用

6.『Blink: The Power of Thinking Without Thinking (邦題: 第 1 感: 「最初の 2 秒」の「なんとなく」が正しい)』マルコム・グラッドウェル (Malcolm Gladwell) 著

Blink (邦題: 第 1 感)』には、私たちの脳がどのように情報を処理し、どのように意思決定を行っているかについての興味深い見解が示されています。

「私たち人間はストーリーテリングに関してある問題を抱えています。それは実際には説明がつかないことについて、説明を思いつくのが少々早すぎるということです。」

マルコム・グラッドウェル (Malcolm Gladwell)、『Blink (邦題: 第 1 感)』より引用

7.『Reboot: Leadership and the Art of Growing Up』ジェリー・コロンナ (Jerry Colonna) 著

この本は、リーダーシップに関する優れた書籍であると同時に、自己認識や仕事の目的についても書かれています。『Reboot』の中で、「CEO ウィスパラー (CEO と心が通じ合える人)」として知られるコロンナ (Colonna) 氏は、職業上の成功や人生のあらゆる領域における健全な人間関係の構築を目指すうえで、徹底した自己探求が不可欠な理由を語っています。 

「私たちの人生という映画をスロー再生し、個々のフレームとそれらがどのように構築されているかを見ることで、徹底した自己探求を通じて、これまでとは異なる生き方を探り、古いパターンから脱却し、新たな経験を得る方法が明らかになります。」

ジェリー・コロンナ (Jerry Colonna)、『Reboot』より引用

8.『Confessions of a Public Speaker (邦題: パブリックスピーカーの告白)』スコット・バークン (Scott Berkun) 著

楽しい実用書である『Confessions of a Public Speaker (邦題: パブリックスピーカーの告白)』では、優れたコミュニケーターが持つテクニックと、誰もがそれらのテクニックを習得できる方法が紹介されています。ヒント: テクニックの習得には実践が不可欠です。

「目標とすべきは、完璧さではなく、自信の獲得です。」

スコット・バークン (Scott Berkun)、『Confessions of a Public Speaker (邦題: パブリックスピーカーの告白)』より引用

9『Better Than Before: What I Learned About Making and Breaking Habits - to Sleep More, Quit Sugar, Procrastinate Less, and Generally Build a Happier Life (邦題: 人生を変える習慣のつくり方)』グレッチェン・ルービン (Gretchen Rubin) 著

習慣が持つ価値とその習得方法について詳細に考察した『Better Than Before (邦題: 人生を変える習慣のつくり方)』には、私たちが良い習慣を身に付け、悪い習慣を断ち切って、人生をより良いものにするうえで役立つ、個々人の状況に応じた戦略とフレームワークが示されています。

「他人の習慣をただ真似するのでは、たとえそれが天才の習慣であっても、自分自身の創造性や生産性の向上にはつながりません。自分の本質を把握したうえで、どのような習慣が最も役立つかを探ることが必要です。」

グレッチェン・ルービン (Gretchen Rubin)、『Better Than Before (邦題: 人生を変える習慣のつくり方)』より引用

10.『Option B: Facing Adversity, Building Resilience, and Finding Joy (邦題: OPTION B: 逆境、レジリエンス、そして喜び)』シェリル・サンドバーグ (Sheryl Sandberg) およびアダム・グラント (Adam Grant) 共著

Option B (邦題: OPTION B)』は、喪失とそれが私たちに及ぼす影響についての思慮深い探求に基づき、私たちが自身のレジリエンス (回復力) を高め、危機に瀕している他者を救う方法について有益なインサイトを提供してくれます。

 

「私たちはネガティブな出来事に対処する過程で、レジリエンスの種をまきます。」

シェリル・サンドバーグ (Sheryl Sandberg) およびアダム・グラント (Adam Grant)、『Option B (邦題: OPTION B)』より引用