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優れた建設会社 3 社がデジタル トランスフォーメーションを選ぶ理由

by Stephen Danos

 

Smartsheet ENGAGE'18 customer panel for the construction industry

建設業では、土地所有者、建築家、請負業者が一体となって、建物の新築や、既存の建物の改築に取り組む必要があります。多くの企業では、依然として紙ベースのシステムを使用して、契約、許認可、ブループリント、およびそのほかの必要文書を管理しているか、相互に接続されていないソフトウェア ツールを使用して、建設プロジェクトのライフ サイクルの各フェーズを追跡しています。しかし、革新的な企業の中には、紙を捨ててデジタル トランスフォーメーションを全面的に取り入れているところもあります。

ENGAGE’18 パネルでは、建設業界のリーダー 3 社が、現場業務の改善、組織の効率化、品質管理の向上のために、Smartsheet の作業実施プラットフォームをどのように活用しているかを伝えました。

Kiewit (キーウィット)、Top Shelf Real Estate Advisors (トップ シェルフ リアル エステート アドバイザーズ)、Chipman Design Architecture (チップマン デザイン アーキテクチャ) から参加したこれらの優れた代表者たちは、Smartsheet を採用することで、予算の健全性やタイムラインなどの重要な情報を、関係者や顧客にリアルタイムで効率的に伝えられるようになった経緯を語りました。

Top Shelf Real Estate Advisors (トップ シェルフ リアル エステート アドバイザーズ) が時間を節約し、透明性を得る

中小企業である Top Shelf Real Estate Advisors (トップ シェルフ リアル エステート アドバイザーズ) は、Smartsheet Control Center を用いて会社全体を動かしています。議事録から潜在変更オーダー (PCO) に至るまで、同社は承認や見積もりなどについて一貫性のある記録を保持しており、不動産の所有者と共有できるようにしています。

Smartsheet ダッシュボードを導入してプロジェクトの監視を開始して以来、関係者や顧客と共に、同社のコア バリューの 1 つであるリアルタイムの透明性を確保してきました。

当社のダッシュボードを利用して全員に同じ認識を持たせるだけで、毎週のプロジェクト関連の連絡を約 50% 削減することができました。」

Darrin Phillips 氏

創設者兼 CEO

Top Shelf Real Estate Advisors, LLC (トップ シェルフ リアル エステート アドバイザーズ)

さらに、複数のバージョンにまたがる重要文書を削除することで、予算の精度を向上させ、データ入力を削減し、資材の搬入や損傷による遅延を 50% 削減することができました。

Kiewit (キーウィット) がフォームを利用してベンダーへの支払いを迅速化

130 年の歴史を有する Kiewit (キーウィット) は、電力、輸送、鉱業、建築など、多数の市場セグメントに携わる建設会社で、北米最大級の自社所有の船団を擁しています。

Kiewit (キーウィット) にとっての最優先事項は、従業員の安全を守ることです。Smartsheet を採用する前は、安全マニュアルとベスト プラクティスを参照するためのバインダー システムを維持していました。これには重要な情報が満載でしたが、現場の作業者が容易に入手できませんでした。

そこで同社は、Smartsheet を使って KBM 安全参照マニュアルのシートを作成し、作業者がスマートフォンから最新版にアクセスできるようにしました。これにより、作業者がオフィスに出向く回数が減り、仕事への関心が高まりましたが、何より重要なこととして、すべての現場で安全な労働慣行が促進されました。

Smartsheet を採用する前、Kiewit (キーウィット) のチームはスプレッドシートと紙媒体のチケット システムに頼っており、非効率な事務を多数生み出していました。現場のドライバーはチケットを持ってオフィスに戻らなければならず、現場と本社を行き来するうちにそのチケットをしばしば紛失しました。従業員の中には、この小さなチケットを何十枚もデスクにしまいっぱなしの人もいて、これが支払いの遅れにつながりました。

デスクトップおよびモバイル用の Smartsheet を使用することにより、アカウント買掛金チームは、数量追跡から発生した費用まで、現場から即座に更新情報を受け取ることができました。

「私たちは Smartsheet フォームの作成に着手しました。トラックが入ってくると、フォームの情報を入力し、写真を撮ります。それで仕事は完了です。」

Paul Andrews 氏

地区コントローラー

Kiewit (キーウィット) 橋梁および海洋事業部

同社のアカウント買掛金チームは送信されたフォームを受け取るとすぐにマスター シートを更新し、ベンダーがサービスへの支払いをより早く受けられるようにしています。

Chipman Design Architecture (チップマン デザイン アーキテクチャ) がプロセスを拡張し、顧客の満足度を高める

建築家の役割は、許認可、入札、および建設に関する一連の文書を厳密に調整し、入念に詳細化しつつ作成して、収益の損失につながる現場での問題を最小限に抑えることです。

Smartsheet を採用する以前、Chipman Design Architecture (チップマン デザイン アーキテクチャ) には組織全体のマスター スケジュールが存在せず、財務損益以外にプロセスの改善を追跡する方法がありませんでした。同社は ENGAGE’17 と ENGAGE’18 に参加しましたが、その間に目標を定め、Smartsheet プラットフォームの拡張能力を活用し、複数のアカウントとチームにまたがる幅広い可視性を推進すべく努力を重ねました。プロジェクト レベルでは、顧客が提示した期限、およびその日付の書式と頻度をハイライトすることができます。

組織レベルでは、Microsoft Power BI を使用して、Smartsheet ダッシュボード上に重要なメトリックを表示させ、関係者の種類に基づき調整を加えます。一部のレベルでは、チーム メンバー全員が Smartsheet プラットフォームを利用しています。

「共通言語の構造を築き上げることで、インサイトや、個人またはチームの成果、課題、あるいは見落としを、全社で共有できるようにする — これが鍵であり、Smartsheet を使用するチャンスがある理由です。」

Kyle Chipman 氏

プロセス マネージャー

Chipman Design Architecture (チップマン デザイン アーキテクチャ)

円卓会議や自由形式の質疑応答など、建設業界のこれらリーダー企業が Smartsheet でどのように革新を進めているかについてより深い洞察を得るには、以下のセッション動画をご視聴ください。